
最近 たくさんの人に、私が昨年まで所有していたDA5インテの記事を見ていただいたようです。
旧いインテに興味を持っていただき、ありがたいと思います。
89年春、雑誌の取材で同車を担当してから、予約したのが7月末。
人気車だったので色が選べず(本当は当時所有していたCR-Xと同じミラノレッドにしたかった)、それでも納車が9月末。
今では考えられないほど、3Dクーペは人気が高かったのです。
デザインは、同期のプレリュードにもNSXにも似た、とても低いノーズとウェストライン。
そして極細のピラーが特徴。
DC5と比較すると、いかに薄く、スレンダー美人か分かります。
当時の日本車は、今では考えられないほど欧米で人気で、F1黄金期のHONDAというだけでなく、デザイン的にも強い独自色があったと思います。
HONDAが世界の自動車メーカーに脅威を与えた、80年代後期から90年代前期のインテやアコード、シビック、NSXには日本車らしい顔があります。
いうなれば、日本刀的なシンプルさとキレの良さでしょう。
また竹と紙の文化を象徴する、細さと潔さも感じます。
ボッテリしたアメリカンテイストたっぷりの、DC5やそれ以降のアキュラと大違いです。
その後、日本車は欧米市場に媚びるほど、現地の嗜好を取り入れるほど、凋落したと思えるのです。
話を戻して、DA5を手放した直接の理由はエアコン。
ACばかりは修理パーツが既に無く、AC無しのクルマでは東京・横浜が拠点の私にとって、仕事用やファミリーカーとして使え無かったのです。
ワンオーナーのまま、潔く廃車にしました。
Posted at 2011/09/16 20:55:36 | |
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