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6月16日父の日、一年半の闘病生活をしていた会社の先輩が亡くなった。
奥様と一人娘を残して。
先輩とは６年前から同じグループで２つのプロジェクトで延べ３年間仕事をご一緒した。
白血病の一種であった。大阪に住んでいたが鹿児島に専門の病院に入院した。家族も近所のアパートを借りた。骨髄移植の必要があったがついにドナーが見つからなかった。癌が転移し息をひきとった。長い間の入院生活の後半は無菌室で薬の副作用に苦しんだようだ。

彼は私の上司だが歳が二つしか違わず仕事ではよくもめた。しかしお酒、ゴルフが大好きでいつもご一緒させていただいた。
お酒を飲めば「すぐに俺らが支店の中心になる。俺の後はすぐにお前もそうなる！一緒に会社を盛り上げていこう！」と楽観的だが激励をされた。
憎めない九州男児だ。

遺体は鹿児島から大阪に運ばれ昨日がお通夜、今日が葬儀。
私も同僚としてお手伝いをした。
介護でやつれた奥さん、私の末娘と同い年の一人娘。声をあげて泣く姿を見ると残された家族の無念さに我々も涙が止まらなかった。

若い死は辛い。仕事はベテラン、管理職となり周囲の信頼や期待を背負いながらの死。
いろいろな事を考えさせられた。
泣けた。

Iさん、六年間ありがとうございました。また、一年半の闘病生活お疲れ様でした。
ご冥福をお祈りいたします。

合掌