さて、前回からの続きです。
VOLVOの新しくデビューしたV40を見に行ってきましたが、営業さんに勧められて試乗もしてみることに。
VOLVOは初めてなだけに、VOLVOらしい乗り味みたいなのは全く知りませんが予備知識無しで乗ってみることにしました。
追記:
レビューブログを始めました。
ボルボV40関連の記事は以下にも転載加筆しています。
併せてご覧いただけると幸いです^^
ボルボ V40 試乗インプレッション1
ボルボ V40 試乗インプレッション2
ボルボV40、試乗インプレのオマケ
ボルボV40 VS レクサスCT200h エクステリア編
ボルボV40 VS レクサスCT200h インテリア編
ボルボV40 VS CT200h 価格比較編
では、本編へ戻ります。
試乗車はVOLVO V40 T4 SEの赤。
レッドはソリッドとメタリックで価格が違うみたいですが、日も暮れかかってたのでどっちだったか不明。
ライトの光り方はこんな感じ。
って眩しすぎてよくわからないですね^^;
露出を調整してこんな感じ。
アイラインのような処理なのか?
自分で撮っておきながらよくわかりません^^;
とりあえず営業マンさんに案内されるがままに搭乗。
シートは当たり前のように電動。
ポジションメモリーもあるみたいですね。
助手席の電動シートも同様な可動域で、国産車みたいにリフト機能がない、なんてこともありませんでした。
CT200hは助手席が低いと嫁から不評なので、シートのリフト機能は必須です^^;
腿のあたりも電動で動き、何Wayかは確認しませんでしたがかなり良い感じでシートポジションは決められます。
V40にはランバーサポートはついてませんでしたが、シートはかなり良かったです。
ハンドルの感じも良好。
CT200hで、小径のハンドルに慣れていますが、それと同様くらいのサイズ感で握った感じもかなり良かったです。
ナビの操作はハンドルに付いているクルクル回るジョグダイヤルを押し込んで決定するタイプ。
慣れれば問題ないんでしょうが…
気分が高まるのは、フル液晶のメーターですね。
デザインテーマもエレガンスやスポーティなどいろいろ選べるみたいです。
また、室内照明も何種類かあるみたいでダウンライトの色が変わるとか。
かなり遊び心ありますね。
さて、実際に走り出します。
独特な形状のシフトノブをPからDへ。
スポーツモードが選べると、どこかの記事で読みましたが、シフトで選ぶんじゃなかったのかな?
だとすると、どこでドライブモードセレクトするのだろう…。誰か教えてください(笑)
シーケンシャルで+-にシフトを選べるみたいですが、パドルシフトは無し。
Dレンジに入れてアクセルをジワリと踏んでみます。
ギアトロニックと呼ばれる6速湿式デュアルクラッチトランスミッションは、フォルクスワーゲンのDSGで感じた出足のギクシャク感などもなく、滑らかにつながるなぁという印象。
乾式と湿式の差もあるのだろうか?
トルクが伝わる感じはDSG同様とても力強い。
ウインカー作動時のクリック音は、CTと同レベル。
細かいところだけど、「カチカチ」と言う作動音より「コッチッコッチッ」という音のほうが嬉しいんだけどな。
このへんはゴルフとかのほうが好印象なんですけどね。
右折をして、ちょっと加速。
少々荒れた市街地の道路を走ります。
エンジン音は直噴ならではの少々ガラゴロとした音色。
以前乗ってたゴルフのFSIを思い出して懐かしくなります(笑)
でもボリューム自体はそれほど気にならないくらいにしっかり抑えこまれてます。
試乗車のT4 SEは17インチを履いてますが、乗り心地は結構硬め。
硬いといってもガタガタブルブルするような硬さではなく、コツコツとした心地よさを感じる硬さです。
そうそう、これぞ欧州車の乗り心地って感じ。
ボディ剛性の高さによって路面の嫌な振動はカットして、ある程度のギャップのみロードインフォメーションとしてドライバーに伝えているという感じですね。
後席に乗ってた嫁も「CTより乗り心地良い」と言ってたほど。
「硬いから疲れにくい」んだそうで、なるほどよくわかってるじゃないか(笑)
CTも納車当時はこのくらいの剛性感があったような気がしてたんですが…。
今となっては嫁でも分かる差となっている模様orz
やっぱりボディ剛性では欧州車には一歩劣るのかなぁ。
パフォーマンスダンパー締め直したのがいけなかったのかなぁ。
やはりうちのCTにはボディ剛性補強が必要か…(意味深)
それにしてもアクセルに対するトルクが厚い。
1.6リッター直列4気筒直噴ターボで180psを発揮するV40のエンジン。
24.5kgmの最大トルクを1,600rpmから発生させるとのこと。
たしかに2000回転オーバーくらいまでかなり気持よくトルクが出てる感がありました。
180psというと、同じプレミアムCセグメントの中ではかなりパワーがある部類ですね。
それでいて燃費は16.2km/Lと欧州車のなかでは結構頑張ったほうではないでしょうか。
ゴルフのようにもう少しパワーを絞って(140ps/25.5kgm)、リッター20kmくらいの燃費を重視するか、いろいろな選択肢がありますね。
ブレーキは踏力に対してかなりガツンと効く印象でした。
止まり際の抜き加減が難しかったですが、慣れれば問題ないでしょうし頼り甲斐がありそうです。
車が停止するとアイドリングストップがかかります。
このへんは最近の車って感じですね。
エンジンの停止と始動もかなりスムーズで振動も少なく、いい仕上がりを感じました。
友人のBMW3シリーズに乗せてもらったことがありますが、3シリーズのアイドリングストップよりも振動面では良い躾がされている気がしました(記憶が曖昧なので確証はありません^^;)。
限られた距離での市街地走行のみだったので、あまり大したことは言えませんが、V40の乗り心地はかなり好ましい印象でした。
パワー感とボディ剛性のバランスがかなり気持ちいいです。
ハンドリングは試せる道ではなかったですが、山道とかは楽しそうなイメージです。
久しく忘れていたダイレクト感のある運転の楽しさ、を思い出した感じです。
CT200hもハイブリッドという唯一無二の楽しさがありますが、欧州車ならではの運転の楽しさというものも再確認しました。
通常の運転をひとしきり楽しんだ後は、最新鋭の安全技術を試してみることに。
自動ブレーキはかなりガツンと来るらしくオススメできないと営業さんに言われたので、代わりにACCと呼ばれる機能を試してみました。
こちらは、「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール」と言い、レーダー・センサーによって先行車を認識し、ドライバーが設定した車間距離を維持するというもの。
実際にオンにしてみると…これはこれは!超感動!!
レーダークルーズコントロールの進化版、混雑する街中でも右足をアクセルやブレーキから離していても勝手に加速減速をしてくれます!
うおっスゲー!
全車速というのは伊達ではなく、ノロノロの道路状況でも、ちょうど良い感じに前車を追従してくれて、「怖い」とかそういう印象はまったくありませんでした。
これは便利すぎる…
完全に停車するまで追従してくれるのでかなり安心です。
一度完全に停車してからは、ハンドルにある復帰ボタンを押せば、再追従を開始してくれます。
完全に足を使わないまま、渋滞を抜けることもできます。
さらにV40にはLKA(レーン・キーピング・エイド)という機能もあり、車速がたしか60km/h以上という条件付きだったと思いますが、居眠りなどで車線を逸脱しそうになると自動で操舵して中央に戻してくれたり、それでも車線を逸脱しそうになるとハンドルが振動して警告したりしてくれるそうです。
こういった先進の安全装備は、燃費や運動性能などと同様に、十分に購買の魅力となるなぁと、実際に体験して思いました。
かっこいいスタイリングに高いボディ剛性と高出力、燃費のバランスも良く、先進の安全装備…
V40、これは売れるかもしれませんね。