◎ 凍結路走行 ◎
新調したスタッドレスタイヤの活躍の時が来た。
寒波の影響で、通勤時、3日間連続で凍結路走行となったのだ。
いつもの通勤路は、広島市街が一望できる峠道を経由する。
ここが、中腹から上は、雪道というより、凍結している。
頂上付近はツルツルだ。
ふもとでも橋の上などは凍結している。
ブリヂストンREVO2は、上りは大きな不安もなく駆け上がることができる。
カーブにある橋では、ちょっときつめにハンドルを切ると後ろが少し流れる。
だが、コントロールは可能で、怖くはない。
しかし、ここの下りは、勾配もきつく、ちょっと怖い。
かなり前だが、プレマシーで、ラバーチェーンを使ったとき、
ブレーキをかけたときの速度が少し速かったことも原因ではあるが、
ABSが作動して少しは減速したものの、停まりきれず、
コーナーは迫ってくるし、
とっさに、センターライン上の反射板ブロック上を走行して
コーナーを曲がれる速度まで減速させた記憶がよみがえる。
タイヤの性能を把握するために、後続車がいないところでおそるおそるブレーキをかけてみる。
思いのほか簡単にABSが作動する。
コーナーでのブレーキも極低速で試してみたが、これはより簡単にABSが作動する印象だ。
フロントがすべっていく感じはするが、ABSの効果か極端にアウトに膨らんでしまう印象は小さい。
ただし、ABSが作動している時は、ほとんど減速感が無く、不安だ。
試した速度は20km/h程度で、危ないという印象はないが、
自信がないときは、エンジンブレーキを使いながら、コーナー手前で十分に速度を落としてコーナー途中ではブレーキを使わずに走ることが大切だと改めて感じた。
タイヤの性能は年々上がっていっているのだろうが、
私にはどのくらいよくなったのかはもうひとつわからない。
5年前のプレマシーのタイヤ(これもブリヂストン)から、どの程度進化しているんだろうか?
正直目に見えた進化を、はっきりと感じ取ることはできない。
もちろん車の性能や、重量、タイヤサイズ、ABSのセッティングなどの差もかなりあるようにも思えるが、
凍結路では、基本すべることを念頭においておくことが必要だと改めて思い起こした。