最近ギターの機材・セッティングについて、自分の中で変化が表れてきました。
備忘録もかねてダラダラと書いてみます。以下長文。
今現在のメインボードはDAWの宅録でもライブでも同じものを流用しています。
ボード構築は以前アップもしました。
宅録にもライブにもそのまま使えるし、PCとの連携も良いしとても合理的なボードと思っています。
しかし・・・人間ってのは次第に飽きてくるんですよね。
LINE6製品は大好きなんですが、HX StompもフラッグシップのHelixも音質は基本一緒で、使えるエフェクト数やループ数が違うくらい。
もちろんフットスイッチの数は違いますが。
しかしそのフラッグシップ機、Helixは2015年に発売された製品なんです。
LINE6は頻繁にアップデートでアンプモデルややれることが増えていったりするのは良いところなんですが、それでもベース部分は2015年のものなんです。
デザインは抜きにして、どんなにいい車でも機能面は10年近く経つと陳腐化しますよね。
ヴィンテージギターでヴィンテージアンプを鳴らすのが至高という世界があるのは承知してますが、デジタル機器は最新のほうが良いに決まってると思います。
で、何度かブログに書いてるQuad Cortexなんかも気になってますが30万円も出す気にはなれません。
それならもうちょい足して良いギター買うかな。
そこでTONEX PEDALです。
これは以前ブログに書きましたが、楽器屋で試奏しました。
Dumbleや5150のシミュレートはかなり良かった記憶です。
値段も5万ちょいでお手頃。
ただ、数ヶ月前に試奏して良い感じだったのに買わなかったのはひとつ不安要素があったんです。
このTONEX PEDALですが、プラグインソフトのTONEXのサウンドがそのまま持ち出せるというのが最大の売りなんです。
なぜそれが不安要素かというと、っていうかそこがこのブログのポイントなんですが、プラグインのアンプシミュレーターは有名なものがいくつかあります。
Positive Grid BIAS AMP
ik multimedia amplitube 5
などなど。
以前にトライアル版をダウンロードして試したことはあるんです。
あと、HX Stompを買ったときにキャンペーンでHelix Nativeという、ハード版Helixと同じ品質のプラグインを無料でゲットできていたので、それも持ってます。
でも使っていませんでした。
なぜかというと、プラグインのシミュレーターを使う場合はオーディオインターフェースにギターを挿します。
インターフェースがAD/DAコンバート(アナログからデジタルに、デジタルからアナログに変換)するんですが、PCのスペック等によってレイテンシー(遅延)が生じます。
これが気にならないということはありません。
やっぱレイテンシーフリーなハード機材は快適です。
それはさておき、プラグインを使っていなかった理由は音のしょぼさなんです。
プラグインの紹介動画はいっぱい見たし、僕の最も大好きなギタリスト、MateusAsatoのプラグイン紹介動画も見ました。
めっちゃ音良くないですか。
DAWで音質を補正してるとは思うけど、普通にめっちゃ良い音してます。
これもトライアル版があったので以前試してみました。
だけど「えっ?全然あんな音しないんだけど・・・」ってなりました。
僕が使ってるオーディオインターフェースの質が悪いのかなって思ってました。
しかしそうじゃなかったんです。
ギターをインターフェースに挿す場合はハイインピーダンス用のジャックに挿さないとダメなんです。
それは知ってたんですが、僕が持ってるインターフェースはコレ
何も考えずに左のインプットジャックに挿してたんです。
何という初歩的ミス。マジでアホです(-_-;)
右のインプットに挿してHI-Zボタン(ギター直挿し用)を押したうえでHelix Nativeのプラグインを掛けてみると・・・、
あれ?
ハードのHX Stompと同じ音してるやん・・・(-_-;)
僕は20年近く前のプラグインのシミュレーターはまだ実用には耐えるほどではないという記憶から、ハイインピーダンスジャックには挿さないで使ってたのに「結局今の時代でもプラグインはまだまだなのかな」なんて誤解してたんですね。
変に昔の知識とか経験があったが故の誤解といったとこでしょうか。
で、さっそくこれまた僕の大好きなAssHさんが使ってるMorganというアンプのプラグインのトライアルを試してみました。
普通に良い音、そして洗練されたオシャレなユーザーインターフェース。
AssHさんのデモ動画を貼っておきます。
いやぁ、普通に良い音してますね。
もちろんプラグインはレイテンシーの問題はあるんだけど、それを差し引いてもプラグインを積極的に使っていくのは現代において必須なことだと感じました。
で、そこで改めて自分には何が合ってるのか・必要なのかを考えてみると、
・LINE6が次機種がなかなか出ずにそろそろ愛想が尽きた
HX ONEとかPOD ExpressみたいなHelixの下位互換しか新製品が出てこない
・TONEXやNeural DSPのプラグインの方が音質も機能面でもLINE6より現代的で良い
・プラグインのメリットとして、録音後に後でいくらでも音色の調整ができる
これは僕にとってめっちゃ楽しめるやつ
・ソフト上で作ったアンプシミュレーターのセッティングをそのままライブでも持ち出せる(これはHX Stompでもできますけど)
・TONEX PADALを買えばソフト版TONEX MAXやAmplitube5がついてくる。
ということで、結局TONEX PADALを近いうちに買おうかと思います。
もちろんライブ用にFenderのアンプ・今のボードは必要なんですが、DAWのことも併せて考えるとTONEX PADALが最適解かと。
それとは全く別ものですが、飛び道具系のエフェクターを買ったもののまだほとんど使えていないので、もうちょっと使いこなしてから動画をアップするつもりです。
以上、僕の中でですがプラグインの可能性に気づいた事が、今風に言えばGAME CHANGE的な出来事だったので長文ブログをダラダラと書いてみました。