ヤバいペダルを買いました。
VEMURAM Myriad Fuzz。
ここからは自分用の備忘録で長くなるからスルーしちゃってください。
もともとジョシュ・スミスというギタリストのコラボモデルですが、この人は良く知りません。
AssHさんが使用している事で一気に国内で火が付いたと思われます。
YOASOBIやAIさんのツアーギタリストをやってて今一番勢いがあるギタリストなんじゃないでしょうか。
この方の特筆すべきところは何と言ってもニュアンスの出し方。
ギター歴10年ちょいなのに超ベテランの域。
そして何よりもトーンが素晴らしい。
どんな練習して、どんな道を通ってきたらこの域にこの若さでこんなニュアンスが出せるようになるのか、マジで不思議でしょうがない。
話をFuzzに戻します。
このFuzz、AssHさん効果で数ヶ月前までどこのお店も品切れ。
中古も6~7万に値上がり。
以前にSuhr RUFUSを買ったのは、Myriad Fuzzが手に入らなくて、でもFuzzが欲しくて言わば代替だったんですよね。
Myriad Fuzzは最近再生産されたのか、色んな店舗で新品が定価で売られてますね。
お店の人によるとVemuramは今月はこの機種、来月はこの機種みたいな感じで生産計画を建ててるようで、毎月作ってるわけじゃないから品切れが起きるって言ってました。
完全ハンドメイドで少量生産しかできないし。
で、ストラトを買うときにこのFuzzも一緒に試してたんです。
その時の感想は・・・・う~ん、何か微妙💦
歪みが足らないし硬くてペラい感じ。
AssHさんのトーンには程遠いような気が・・・
実はこれ、AssHさんもYouTubeで話してました。
ジョシュ・スミスのライブを生で見て最高のトーンだったらしく、Myriad Fuzzを使ってるのを見て、日本に帰ったら試奏もせずお金をかき集めて買った。
でも、全然良い音がしなくて間違えたのかなぁとすら思ったらしいです。
そこから指の皮が剥けるほどメチャメチャ練習してやっといい音が出せるようになったらしい。
その情報も事前に知ってたから、多分いきなり良い音には感じ無いんだろうなって思ってました。
でもまた在庫がなくなって価格が高騰し始めたら嫌ので買っておきました。
自宅で鳴らした時のセッティングはこんな感じ。
POD GOを核にして
Amp Type:Deluxe Reverb
Cabinet:外部IR
Guitar:Fender Vintera Road Worn '60s Stratocaster
AssHさんは歪み量を足すのにVemuramのJan RayやShanksあたりを使っています。
僕はJan Rayのクローンペダルを持ってるのでFuzzの後段に繋いでみました。
POD GOのループは使わず、ギター→Jan Ray→Myriad Fuzz→POD GO。
いざ弾いてみると・・・・、あれっ?良い音出るかも!?
楽器屋で試奏したときはアンプ(Blues Jr)との相性が良くなかったのかな。
全然いい音出てるっ!!
確かにMyriad Fuzz単体だとリードを弾くには歪みや太さが少し足らない。
それと、POD GO内蔵のOD等ではちょっと抜けが悪いかな。
抜けと言うか透明感・ガラス感が薄れる。
Jan Rayクローンを軽く歪ませたセッティングで併用すると最高なトーンになりました。
FuzzのパラメーターはAssHさんと同じくFEELのつまみは全開(絞るとブチブチ系Fuzzに近づいてきます)、Fuzzは8時(ほぼゼロ)くらいがポイントです。
Myriad Fuzzの良い所はギターのボリュームでトーンを無段階にコントロール出来るところです。
・2~3:ガラス感・鉄感のあるギャリンっていうクリーン
・6~7:バッキングに使える渇いててかつ太いOD(DSよりかな)
・8以降:太くてカラッとしててしっかり抜けてくれる存在感のあるリードトーン!
まさしくAssHさんの様なトーンです!!
このペダルはヤバいです。
AssHさんのように手元でサウンドをコントロールしたい人には持ってこいでしょう。
今の自分がまさにそれをやりたかった事なんです。
普通のペダルやマルチのようにこれを踏んだらこの設定のこの音、ではなくてギターのボリュームで無段階に調整ができるイメージ。
その時々の周り(バンド)の音とのバランスを見ながら無段階に調整できる、素晴らしいペダルです。
少し前に買ったSuhrのRUFUSは出番がほとんどなくなりそうです。
あるとすれば、オクターブモードかな。
これは個性的で強烈な音になってくれるので、ここ一番の暴れさせたい時に使い道はあります。
Myriad Fuzzはブチブチ系が好みの人にとってはどうか分からないけど、ディストーションライクに使いたい、手元のボリューム操作で”使えるクリーン”・”鈴鳴り”を出したい人にはとても良いと思います。
今までに買ったペダルではSuhr Eclipseが最高でしたが、Myriad Fuzzはそれに並ぶもしくは超えてくれそうなペダルです。
ただ、繋げばすぐに良い音が出てくれるペダルではないですね。
アンプの種類・パラメーターと、後段のODのセッティングでかなり音が変わるし、僕も今模索中です。
そしてニュアンスがモロに出るので弾き方も色々と考えないとダメかも。
実際、メルカリに「AssHさんの音と全然違うじゃん、売ってしまおう」と思われる人たちがいくつか出品されてます。
ちなみにEclipseの良い点・悪い点
音抜けが良い(どんな機材もこれを最重要視してます)
バランスが取れたクセの無い歪み
正統派なディストーション
ギターやアンプはあまり選ばない
2chでクランチ・リードの音作り(EQいじりも)がそれぞれできる
MS-3からならチャンネル切り替えがコントロールできる(MS-3はもう売っちゃったけど)
ちなみにPOD GOからは出来ない
筐体がカッコいい
悪い点とまではいかないですが、
クセがなさ過ぎて面白みがないと感じる時がある
手元のボリューム絞った時にクランチ気味のクリーンは出せるけど、太さが足りない
バンドの中ではこれでもあまり問題ないですが、ギターオンリーのアルペジオ等ではちょっと音が弱いかな。
大体こんな感じですね。
でもEclipseは手放すことは無いでしょう。
ハードロックを弾くときとかはEclipseの方があってるし、これは歪みペダルの中でも相当優秀なので。