先日、トヨタカローラ愛知のディーラーでセールスマンの御厚意で
新型 トヨタ カローラ スポーツ
の試乗をして来ました。
試乗したクルマは、
トヨタ カローラ スポーツ GZ
1200 ㏄ ターボ FF車 6MT
を用意してもらいました。
カローラスポーツは、おおまかに言って
FF 1800 ㏄ ハイブリッド CVT
FF 1200 ㏄ ターボ CVT
FF 1200 ㏄ ターボ 6MT
4WD 1200 ㏄ ターボ CVT
がありますが、オートマチック車は余り興味が無く、オートマチック車は何時でも試乗出来ると思いますので、敢えてマニュアル車のクルマに試乗させてもらいました。
オートマチック(CVT)車は気持ち良く走る為のギヤの選択が出来ずにリズムが噛み合わないので、試乗の短時間の時間ではマニュアル車の方がリズムや挙動が把握出来ると考えています。
私の中で、カローラクラスを排気量分類すると
1300 ㏄ ~ 1800 ㏄
となり、パワー的には、
120 馬力 ~ 150 馬力
となります。
ターボチャージャーやスーパーチャージャーを装着してパワーアップを図る方法もありますが、その方法をとると維持管理が少し違って来ます。
少なくともターボはノンターボと比べてもオイル管理が重要になると思います。
本来、私が今一番試乗したいクルマは、
新型 マツダ アクセラ スポーツ
なのですが、
市販車の発表が今月の末頃になり、
生産が3月末から5月頃になります
ので、一先ずカローラスポーツのカタログを手に入れ試乗を御願いしました。
ディーラーの試乗コースは、
付近の山間部の道路
で、普段から走り馴れている道路で
山あり、谷あり、カーブの多い試乗コースを選択
させてもらいました。
実に有り難い事です!
路面のうねりや亀裂までも判っていますので、テスト走行するにはピッタリのコースですね。
テレビのコマーシャルでは、山間部の山頂付近の道路を撮影場所に選択していますので、スポーツを前面に謳っているのでミッション車の方が丁度良いと思いました。(笑)
特別に他の営業所から試乗車を用意して貰い、試乗ではセールスマン(係長)を助手席に乗せ、ディーラーの駐車場を出発します。
国道を少し走行して、信号交差点を右折してから試乗コースの始まりです。
乗った感じでは、カタログを良く見ていませんが、
エンジン出力は120馬力前後
という感じですね?
排気量が1200㏄というエンジンですので、エンジン単体で約90馬力くらいだと思いますが、低速から作動する小型のターボが付いていますので、大体120馬力くらいになると思います。
実に、エンジンは低速から乗り易かったです。
試乗車では、高回転を使用出来ませんからねぇ~?
シフトストロークは、若干多目(長め)に感じますね?
昔(昭和40年代後半)のクルマの様にシフトノブが踊る事はありませんが、もう少しストロークが短い方が良いと思います。
ストロークは、半分から3分の2くらいのストロークくらいが
「丁度良いかなぁ?」
と思いました。
昔にあった
ショートストロークシフト
が有れば、交換したいですね?
ブレーキタッチは、初期の軽く踏み始めがオートマチック車の様に
【ガックン】と効きます
ので、ある程度の速度からのブレーキならば
効き過ぎという事は無く
大丈夫だと思いますが、微速や低速でのブレーキは
【ガックン】ブレーキ
になりますので、助手席に同乗者いる場合は注意が必要になります。
これは、私がブレーキを踏むのが下手なだけかも知れませんがねぇ~。
これは、プリウス等のトヨタ自動車のクルマの特徴と言えるかも知れませんね?
サスペンションは、四輪独立懸架方式で
フロントが、ストラット式
リヤーが、ダブルウィッシュボーン式
ですのでコーナーは良いですが、直線道路を加減速をしないで惰性で走行すると、前輪サスペンションの収拾と後輪のサスペンションの収拾にズレがあり、前後が上下にクルマが揺れて、
「フワァ~ン」「フワァ~ン」
と揺れを少し感じてしまいます。
ステアリングを切って旋回を始めれば、その症状は判らなくなりますので、トヨタの四輪独立懸架のクルマの仕上げ方法(メーカー設定)に私は少し疑問を感じてしまい、もう少し煮詰めて貰いたいです。
カタログで謳っている様な素晴らしい足回りの設定になっている様には思えません。
ただ、安心はして下さい。
無暗に部品交換をしなくても少しの手直しをすれば直せますので問題は無いでしょう?
自動車メーカーのテストドライバーが、良くこれで完成車としてOKしたと思います。
まさにトヨタ自動車の社長さんの言う通りに
クルマの造り手が考えるクルマ造り
と
クルマの乗り手が考えるクルマ作り
は違うという、完全分離した考えのクルマが多くなってしまいました。(笑)
街中を走るクルマは、クルマを購入した
乗り手の感覚が重要
だと思うのですがね!
下りの左コーナーで、ディーラーのセールスマン(係長)の同乗者を乗せて急旋回をした時に、走行速度は言えませんが前輪の外側タイヤの軋み音と共に聴こえたブレーキ関係から感じた
「ググ~ルググ~ル音」
が気になりましたね?
借り物ですし、試乗の時間の関係から音や振動の原因究明はしておりません。
試乗車が新車でしたので、
エンジンは静かですし良いと思います
が、スポーツを謳い文句にするには排気音が静か過ぎて淋しいですねぇ~?
低速の速度ならば良いですが、ある程度の速度からドライバーの心を揺さぶる演出が少し欲しかったかも知れませんね?
そこは、優等生のトヨタ自動車
(満点が採れない平均80点)
ですので、仕方が無い事かも知れません。
試乗を終えて思った事は、良いクルマで
レンタカー等でクルマを借り受ける場合はカローラスポーツも良いし、プリウスでも良いと思いました。
予算300万円クラスなら充分に楽しめると思いますが、
「クルマの最終仕上げは、自分自身で施行設定しなければいけないのかなぁ?」
と思いました。(笑)
尚、クルマの装備品に付いてなんですが、
カーナビ画面(モニター)は、今よりも一画面分の位置を下方に下げて貰いたいですね?
ダッシュボード上では、運転中に完全に視野に入ってしまうので、運転に必要な速度計や回転計以外の計器類はフロントガラスの面積の視野の邪魔になります。
装備品が自慢で、いつも視界に入れて満足したい人には良いかも知れませんが、カーナビの画面は見続ける訳でもありませんので、邪魔ですね?
サイドブレーキなんですが、これはハッキリ言って
オートマチック車のパーキングブレーキ
と同じですね!
電動式スイッチで、
ブレーキの【ON】【OFF】
はブレーキペタルを踏みながら指でスイッチを押して使用しますので、オートマチック車には良いですが、マニュアル車には、今までのサイドブレーキという概念では使用出来ないでしょう。
最後に
【オートマチックハイビーム】
という機能ですが、これは、
「面倒なヘッドライトの切り替えが不要」
という謳い文句の新しい機能の様です。
常時ハイビームで走行していて、対向車が相対すると対向車のヘッドライトに反応して、自動でロービームに切り替えるという、如何にもトヨタが好みそうな機能です。(笑)
はっきり言って、この機能はクズ機能です。
私から言わせて貰えば、
「そんなこと、自分でやれよ!」
と思いました。
理由は、対向車の正面からヘッドライトを浴びせなければ切り替わらないし、切り替わるタイミングが遅いです。
光量が少ない場合や光源を持た無い歩行者等の場合はハイビームのままで切り替わらない場合を考えると不要な装備品だと思いますね?
常時オートマチック車に乗っている我が家の妻に、この機能の事を話をしましたが
「最近、クルマで擦れ違う時になかなかロービームに切り替えないクルマが多い」
と言っていましたので、
「自動での切り替えは、要らない!」
との回答でした。(笑)
対向車が来る度にヘッドライトが切り替わりますので、私は運転がしづらかったと思いました。
どっちにしても試乗程度の運転では未だ解らない事がありますので、レンタカーを借りて色々な設定で試してみたいと思います。
まぁ~手直しは必要ですが、次期購入の候補には入れても良いと感じました。(笑)
それでは、また。