この物件、相当有名らしいが・・・。
行って思ったこと。
ここはヤバくないってこと。
以前の雄別炭鉱病院の地下室。
こっちの方がヤバいよ。
扉だった場所を通り越した瞬間に空気が変わったよ。
ここに居てはいけない。
そう思ったから初訪問の際、地下室だけは入らなかった。
そこと比べたら、ここは問題ない。
誰もついてこないし、監視されるような視線も感じない。
そしてここを訪問したものは事故を起こすというが・・・。
今も愛機は無事。
私も無事。
だから、ここはただの都市伝説が一人歩きしたのだと。
怒りやらの負の感じはない。
むしろ心地よかった。
多分、大丈夫だろう。
ここは・・・・。
入り口はここを登るのが一番分かりやすいのだが・・・・。
一昨日の雨でドロドロ。
ここは粘土質の土で、最悪と言ってもいいくらい滑る。
降りるときに、最終的に転んだ。
細心の注意を払っても・・・ね。
滑る事数分。
ようやく見えてきた。
倉庫の中に生えた木。
ここまで大きくなるってことは、少なくとも数十年は放置されてたってことだ・・・。
落ちたくないNo1。
ボットンの汲み取り槽。
今は落ちても多分、害はない。
が、精神的ダメージが大きすぎる・・・・。
外観、裏側の・・・。
ここは訪問者が多いね。
道もしっかりしてる。
ただ、国土調査で入っているらしく、ある程度は管理されてる事も大きいのだろう。
大きい窓。
何枚も窓枠が入っていたことだろう。
コンクリの台座らしきもの。
無線の増幅器が置いてあった場所なのか?。
天井は松尾鉱山の緑ヶ丘アパートのような造り。
木造とコンクリートの過渡期だなぁ・・・・と実感します。
この部屋の中にフックがあって、それがここの俗称になったというが・・・。
そんな事はどうでもいい。
この整然とした室内。
床に掘られた溝はケーブルの類を敷設していたのだと思われる。
静かな室内。
ここが心霊スポットであるものか。
怒りや恨み。
悲しみなどの感情は一切感じられない。
ただ、頑張ってやり抜いて討ち死にした建物があるだけ。
太陽の光がまっすぐに射し込む。
朝の7時頃からこういう場所に居る私は、この時間しか見ることが出来ない景色を見ることが出来た。
早起きした甲斐があるってものだ。
この柱の輝き。
めくれ上がった感じといい、この瞬間しか楽しめない。
一期一会の楽しさ。
そして難しさ。
それを嫌というほど感じる。
コンクリートのくたびれた感じ。
コレがまた一層、良い味が出るんだよ。
配電盤などの機器の跡が静かにココに有り続ける。
廃とは静かに、でも暖かく優しい。
時として怒りや恨みを感じる場所もある。
ある方が私のブログの写真を見て、胸が苦しくなったという・・・。
人の相性と同様に、場所との相性というのもある。
私には感じなくても、その影響を受けてしまう事がある。
相性というものは難しい。
木枠がしっかり残っていた。
二重窓らしい。
それはそうか。
ここは越後の国。
雪国なんだ。
風越 龍 自画像。
この日はいつもの通り、作業服。
黄色いヘルメット。
迷彩パーカー。
探索者に遭遇したが、私を調査員と勘違いさせてしまった。
もちろん身分を明かして探索を楽しんでもらった。
裏にもしっかり引き戸があった。
此方は物資搬入口だろうか。
朽ちながらも残るパイプ。
絞め殺しの蔓が絡んだ排水管。
絞め殺しの蔓に破壊された排水管。
オノレ、何て事を・・・・。
窓から街を望む。
抜群の景色。
こういう場所だから無線の中継所として最適と判断されたのだろう。
悲しくなるほど綺麗な青空。
屋根には草が生え、全体的に植物に覆われている。
廃の醍醐味なのではないだろうか。
入り口も植物たちに侵食されてる。
木枠の扉といい、何て穏やかな光景だろうか。
おそらく弥彦無線中継所の文字があったのでは・・・・と推測する。
残った文字から・・・だが。
室内から外を。
射し込む光。
伸びる影。
まだまだ探索は始まったばかり。
どんなものが見られるのか。
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廃な景色 | 日記
Posted at
2012/11/27 23:57:25