今日はお休み。
朝ごはんは「だし茶漬け」をつくりました。
海苔に隠れてるけど、その下には昨夜つくった甘辛い煮魚。
今までいろんなお魚でやってみたけど、だし茶漬けにはアブラカレイがもっとも気に入ってます。
それを昨夜の残ったご飯にのせて、海苔、ねぎ、ゴマをかけ、わさびをのせて、熱いお出汁をかけます。(糸唐辛子をのせてみたけど合うわけがない!)
お出汁は白だし薄めただけですが、「にんべんの白だしGOLD」であることにはこだわってます。
朝食を食べたあとは、今日は気温が35度を超えるというので急いでお庭の植物に水やりです。
地植えの植物の他にも鉢飢えがたくさんあって、この間数えてみたら小さなものも含めて鉢だけで77もありました。
いろんな種類の紫陽花が咲きほこり、真っ赤なサンパラソルも咲き始めました。
夏の間は泊まりがけのドライブがちょっとできそうにありません。
どお?
こういうスターの何気ないリアルな日常ブログって。
今日は、もう作り話なしの全編ノンフィクションでブログをお届けします。
素顔のrisaSpecの休日です。
そのかわりおもしろくはないよ。
だってノンフィクションだからね。
いつもいつもわたしがふざけて生きてると思うなよ?
ミミズだってオケラだって貧乳だって、みんなみんな生きているんだ、ともだちなんだよブラザー。
愛車紹介に載せるCX-5の写真を撮らなければならないので、とりあえずカメラを持ってまずは事前のロケハンに出かけました。
CX-5にはCTSというステアリングアシスト付きの前車追従型レーダークルーズがついていて、前の車と一定の車間を保ちながらステアリングも切って自動で追いかけてくれます。
前のトラックを認識すると、そのトラックが左へカーブすればCX-5も自動的にステアリングを左に切り、一定の車間を保ちながら同じ速度でずっと後ろをついて行くのです。
わたしの意思とは無関係に。
バックミラーを見るとわたしの後ろにも車間をとりながらついてくる車がいます。
その車も同じような追従型のクルーズコントロールでわたしを追尾してるのでしょう。
そして首都高の大きなカーブのときに気が付いたんですが、その車のまた後ろにも、そのまた後ろにもみんなが同じように追従してきています。
トラックを先頭にいつの間にか10台の隊列ができていて、みんなが一定の速度で同じ方向に進んで行きます。
トラックが首都高を降りると、CX-5も首都高を降ります。
そんなとこで降りるつもりないのに。
その後もトラックに続くわたしたち9台は右や左に曲がりながら、一度も来たことがない知らない道をどんどん進んで行きます。
ずいぶん遠くまで走り、だんだん不安になってきたとき、いきなり前のトラックが停止し、続いてわたしの車も自動で停まり、後ろの車も、そのまた後ろも次々停まりました。
窓の外を見ると東京湾のようです。
急いで車を降りると、同じようにトラックにおびきよせられたほかの車からもみんな降りてきました。
なぜか全員小学校低学年くらいの子どもです。
トラックのドアがゆっくりと開き、痩せた男がピョンって飛び降りてきました。
まるでおとぎ話の絵本に出てくるような三角の帽子を被っています。
あれ?遠い昔にどこかで見た姿だぞ?
もしかして、、と思いましたが、遠い記憶なのでいまいち自信がなく、勇気を出して聞いてみました。
「おまえは誰だっ」
「理沙ちゃん。久しぶりだね。お察しのとおり、ボクはハーメルンの笛吹きだよっ」
「やっぱりそうだったか!」
「ここまで少子高齢化にするのに700年もかかっちゃった。最近はみんな外でも音楽を聴いてるから、もう笛吹きじゃなくてオートクルーズで誘き寄せてるんだ」
「だけど、どうして大人のわたしまで?」
「それは君が子どものように純粋な心を持っているからだよ」
「いやいやいや、たしかに今日はありのままのブログにするとは言ったけど、そうまともにいわれちゃうとさすがにテレちゃうよ」
「でも作り話じゃないんだから仕方がないじゃないか」
まあ、それもそうだ。
今日はノンフィクションのブログを書くとわたしが自分で言ったのだ。
そうしてわたしは巨大な胸を左右に振り回しながら車に戻ってドアを閉めました。
「いってててて」
また右のおっぱいをドアで挟んじゃったよ。
「理沙さん。今日のブログは雑ですね?」って思うでしょ?
そりゃそうだよ。だって作り話する時みたいに計算してないもん。
リアルって雑なんですよ。
ドアから右のおっぱいがはみ出たまま走っていると、CX-5のディスプレイに「安全なところに停めてパーキングブレーキをかけおっぱいを引き抜いてください」とマツダが世界に先駆けて開発したおっぱいアラートが出てしまいました。
車を寄せて停めると、何やら大勢の人が集まっています。
工事かな?と思ったけど、よく見ると鬼です。
たくさんの鬼が宴会を開いているのでした。
ゲートブリッジを渡ったところだったかな。
鬼たちはわたしをひきづりおろして「踊れ」というので踊ったらたいそう気に入られ、じゃまなおっぱいをとってくれました。
やった!
こうしてわたしは、憧れの貧乳になれたのです。
それを知ったいじわるなおじいさんが「私のコブもとってください」と言って踊ったのですがわたしのように上手に踊れず、鬼たちは怒り出してわたしからとった巨乳をいじわるじいさんに投げつけると、おじいさんはコブがなくならないばかりか反対のほっぺにわたしの巨乳がくっついてしまったのです。
こんなこともあるんだなあ。
まさに「事実」は小説より奇なり。
心優しいわたしはそっと、泣いてるおじいさんに近づき、「まあコブと巨乳になっちゃったけど、生きてればきっといいこともあるよ」と肩を叩くと、「ありがとう理沙さん。わたしの背中に乗ってください」というのです。
言われるままに背中にまたがると、おじいさんはいきなり東京湾に飛び込み、竜宮城へと向かいました。
しかし相模湾に入ったところでわたしは息が続かなくなり、海面に出ました。
どお?
めっちゃリアリティあるでしょ?
作り話ならそのまま竜宮城まで行くとこだけど、現実には人間がそんなに息がつづくわけないじゃん。
泳いでやっと陸に辿り着きましたが、おかげで服がびしょ濡れです。
お台場公園で服を脱いで乾くまで砂浜で寝転んでました。
CX-5はゲートブリッジを渡った先にあり、とても歩いて行ける距離ではありません。
「どうしたものかなあ」と考えていると、とつぜんお台場公園の若者たちがけたたましい悲鳴をあげて全速力で走って砂浜に上がってきました。
見るとたくさんのサメの大群が湾に入ってきています。
そこでわたしはいいことを考えました。
1匹のサメに「わたしたち人間と、君たちサメとどっちが数が多いか数えっこしよう」というと、サメはゲートブリッジまでずらっと並び、わたしはサメの背中をぴょんぴょん飛びながら海を渡って行きました。
作り話ならそれでめでたしめでたしなんだけど、さすがにリアルともなると違います。
サメに乗せてもらってるのではなく、たくさんのサメの背中を歩いてるので結局徒歩と変わりません。
すっかり疲れたわたしはつい「サメを騙したりしなきゃよかった。タクシー呼んだらラクだったなあ」と言ってしまったことからサメたちを怒らせてしまい、赤裸にされてしまいました。
「痛いよう 痛いよう」とわたしがしゃがんで泣いていると、そこに通りかかったおじさんが「どうした!」とわたしの肩を揺すります。
頭がぐらんぐらんしてしまいます。わたしちゃんは首が弱いのです。リアルです。
おじさんが「海に入って体を洗い、山に登って風に吹かれなさい。そうすれば、よくなるだろう」と言ってきました。
おじさんおじさん、そんなことしたらもっと体が痛くなるでしょう。
作り話のブログならネタのために騙されたフリをするところですが、そうはいきません。
無視して車に戻ります。
すぐそばに桃も流れてきているようでしたが、相手にするとややこしくなるだけなのでスルーして車に乗り込みました。
よくある何気ない1日を終えて帰路につきます。
すっかり暗くなりましたが、夜のCX-5の室内は、とても綺麗。
小さな車で笑われるかも知れないけど、わたしにとっては高級車に乗ってる感があってピアノジャズがとても似合う。
BOSEシステムのサラウンドは2つ上げただけで、もう音像は後ろに引っ張られていくけど+1でピアノを聴くと、とても心地いいのです。
ピアノでは気持ちがわるく、でもいないと「あれ?」っていう250〜300Hzの制御もよくできています。
しばらくすると曲が変わりピッコロの曲になりました。
どこかで聴いたことのある懐かしいメロディーです。
その笛の音にうっとりしているといきなり歩行者が前に飛び出してきました。
ブレーキをかけて「誰だ!おまえは」と叫びました。
「だからボクは今流れてる笛吹きだよ」
ああ、だめだ。。
すまん。今日はほんとにすまん。
話も落ちない。
断筆だ。
でもこのつまらなさがわたしのリアルなのだ。