この車は田舎時代の最後の車です。
当時ディーラーに勤めてたので、自社扱いの車両に乗らなくてはいけなく、FRの4輪独立車で選考したら、セリカカムリしか無く、後はエンジン選択ですが、18RGか3Tでもちろん3Tを選びましたが、後々この選択が厄介事になります。
今回の車の構想は、2TG2.0にターボで、ちぎれ3TGTが目標で、自分で作業すれば部品代だけですから、3TGT搭載車両を購入するより、格安で速さが手に入る予定でした。
流石にボーリングとフロントパイプ製作とマフラーワンオフはお願いしました。
早々にエンジン組み上げ、会社でこっそり夜中に積み替えました、慣らしを念入りにしたかったので、ターボは組み付けず、NA2.0超低圧縮で1万キロならしました、ターボ取り付けちゃうと、慣らしが途中で終わるのが目に見えてましたから、パンチの無いエンジンは結構辛かったです。
雪が消えた頃、いよいよターボ取り付け作業開始です、フロントパイプを現車合わせで製作してもらい、マフラーはオールストレートでお願いしました、早速取り付けると、さすがストレート、サファリラリーのセリカのようなサウンドで、軽いハイカムの為アイドリングがちっとだけ上下して、思い通りの音に大満足でしたが、町乗りには到底無理な音で、今で言うインナーサイレンサー作って何とか乗れる様になりました。
乗った感想ですが、4500回転からの加速は、今まで味わった事の無い、別世界でノーマルサイズのポテンザでは受け止められず、仕方なくサイズアップしました。
この車は半年に1度デフがバンクしまして、よく考えたらデフサイズが6.7で18RGが7.5、18RGの車を選ぶべきでした。
また中古の7.5LSDは会社に転がってましたが、6.7LSDは扱い車種から皆無で、新品を買うしか無く予算が無いので、その都度修理して乗ってました。
結局この車はターボ取り付け後45000キロ位で、ピストン棚落ちでノーマルエンジンに戻しました。
この車では当時の自分の知識で考えられる、7割位しか実現出来ませんでしたが、ほぼ満足な車でした。
余談になりますが、格安で作ったつもりが、車代とチューニング代を足すと、3TGT搭載車両は新車で確実に買えました。
写真は有りません・・見たい人は、ちょっと車の話をググッて下さい。