後期型スピードメーター移植①

後期型タイプR用のメーターに交換します。

＜材料＞

・後期タイプR用メーター
・前期型（R非R問わず）
・後期型用ダッシュボードハーネス（後期用ならなんでも）
・熱収縮チューブ
・工具他ショートパーツ

＜あれば幸せ＞

・適当なシガーコード
・ジャンパコードメス
・12V出力可能な安定化電源かバッテリー
・前後期用サービスマニュアル

＜注意＞

・メーター交換はディーラー等の整備工場での交換作業の場合、交換証明書が発行されず、
結果として車検時に走行距離不明車やメーター交換車等の記述が入る場合があります。
結果として車両価値が下がる可能性は大です。

・サービスマニュアルは手持ちの前期用、ディーラーでもらった後期配線図の一部、ネットで見つけた02-06用のRSX用サービスマニュアルで判断しています。

毎回書いていますが、自分の備忘録的な意味が大きいので、同じ作業をしてトラブルや重大な事故が起きたとしても、一切責任はとれませんのでご了承ください。

＜変換ハーネスの作成＞

前後期でコネクタ形状が違います。

車体の配線を加工する覚悟はないので、変換ハーネスを作ります。

そこで前期メスコネクタ取得用に前期メーター、後期オスコネクタ及び配線取得のため後期用ダッシュボードハーネスが必要です。

タイプR、iS、タイプS、RSX、どれも前後期ごとにコネクタ形状は同じなので、入手しやすいものでOKです。

ダッシュボードハーネスから該当コネクタ２コを探します。

後期メーターにはめながら確認するといいかも。

該当コネクタ（以下A,B）を見つけたら配線をまとめているテープをはがし、糊を除去します。
1本だけ両コネクタを繋ぐ線があるので、それは生かし（詰めてギボシ化しました）ながら全体を15～20㎝くらいでカット。

カットした端部を必要量皮むきし、かるくはんだをのせて、熱収縮チューブを通しておきます。

黒/黄と青/橙は使わないので端部を絶縁しておきます。

＜前期用メーターから部品取り＞

メーターを分解し、コネクタのメスを取り出します。

フードのねじをはずし、撤去。
背面カバーの固定ねじをはずし、オド操作スイッチのコネクタを外します。
カバーだけもどします。

余談ですが、前期メーター背面中央にあるICがST社93C46。

メーターパネルの針を外します。

色々試しましたが、適当な紙を挟んで傷から保護し、針の付け根の丸いところに爪を引っ掛けて引っ張るのが一番簡単だったような。

ついでにパネルの右下オド用スイッチあたりをめくり、スイッチを固定しているナットを外し、オド操作スイッチも取っておきます。

※写真は後期タイプSのAT用。実験用にこれも買ってました。

パネルをはがし、基盤のコネクタABのはんだをはがし、取り出します。

クリーニングし、コネクタボディにA,Bの表記、わかりやすいように1番ピンに印。
必要な端子にはんだをのせておきます。

※写真はすでに加工終了後。