クルマレビュー一覧

2トン超えの車重を意識させない電動性能、一般家庭の自宅充電ではフルEVだと充電時間が掛かり過ぎるがPHEVの18.1kw/hなら深夜時間帯一晩で充電できるので使いやすい。

路面のザラザラや細かいギャップは滑らかにいなし大きめのギャップはフワンワンワンと収める電制サスの安楽な乗り心地。神経質の対局にある重めで不感帯を作ってあるステアリングフィール。アメリカで好まれるデイリーユースカーのあり方が垣間見える面白さのある車。

0-100km/h5.8秒と国産PHEV最速を謳い、その気になれば速い車だが普通に走らせている限り180psのICE車の感じ。苦しくなると電動アシストが助力するイメージでワンモーターの構成なのでPHEVのEV部分はあまり感じられない。

2.2トンの重さが乗り心地にプラスの面もあるものの重荷。80kw /hのバッテリー容量なので、自宅充電で標準的な3kwだと7割分を充電するのに約19時間、遠出には仕込みが必要か。日常使いには1日の走行距離が50km以下なら深夜電力時間帯の充電で保ちそう。

ハンドリング、乗り心地、静粛性がバランス良くまとまっている。交差点を曲がるときに車の方で減速までしてくれる。人としてダメになりそうなアシストまで装備。