リクの旅立ちから今日まで、様々な不思議な出来事がおこりました。
どうしてもこの不思議な出来事を前回のブログでコメントをいただいた皆様
や、お友達に知っていただいですし、私自身が忘れない為にも書き残そうと
思います。
本来であれば、前回のブログへコメントをくださいました方々へは、それぞ
れ返信をさせていただくべきですが、返信が出来ず大変申し訳ありません。
そのため、このブログにて返信とさせていただきますことをお許し下さい。
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リクと自宅に帰った日、病院へ駆けつけてくれた姉の子供が、11日の夜中
3時ごろ突然「ママ~、ママ~」と、姉が起きて「ママはここに居るよ!」
と言うと何事もなかったように寝たようですが、普段そんな寝言は言った
ことのない子だっただけに、姉はびっくりしたと言っていました。
夜中の3時ごろといえば、10日の3時ごろ病院ロビーのソファーで横に
なっていたところを看護師に呼ばれた頃でした。
きっと、リクが呼んでいのかもしれません。
それだけではなく、翌朝その子の体には見覚えのない湿疹のような傷が脇な
どにあり、口周りと喉付近も痛いと言っていました。
でもその傷は1日で何事もなかったかのように消えてしまい、痛いと言って
いるところも特に問題はありませんでした。
また不思議なことに、いつもなら行かない近所の神社へお出かけをして帰っ
てきたそうです。
口周りや喉付近といえば、リクは人工呼吸器を付けられていたので、口付近
はテープなどで引っ張られ、喉には気管挿管されたチューブが入っていまし
た。また脇付近には病気により皮疹や潰瘍のような傷もありました。
それらにとても類似しており、まるでリクの様子そのままでした。
そしてお通夜当日の朝方に、姉が・・・
リク「楽しいところへ行くけど、リュックがないから買って欲しい。」
姉 「プーさんのリュックがあったでしょ?」
リク「プーさんのはママが好きだから、アンパンマンのがいい!」
と言ったリクとの夢を見て、アンパンマンのリュックなどを買ってから来て
くれました。
リクを家に連れ帰った時に、姉が見たリクの姿はパジャマ姿でした。
姉が一度帰った後に、別の服へ着替えさせ、その姿は遠足でも行くような服
装になってました。色々と持っていく荷物は用意していたけど、それらを入
れるリュックだけはすっかり忘れていたので、姉にそれらの話を聞いてとて
も驚きました。
また姉の夢に出てきたリクは、赤い半袖のシャツを着て黒っぽい帽子をかぶ
っていたとのこと。別の服に着替えさせた時に、赤い半袖のTシャツに着替
えて、黒っぽい帽子を既に入れていたので更に驚きました。
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姉の子供は普段、何でもよく食べて、たくさん食べないと夜に起きたり、少
し明るい状態で、ママが傍にいないと眠れないそうです。
でもその日に限って、なぜか様々な食べ物を示しても、顔を横に何度も振っ
て食べず、バナナをあげたら受け取り、普段は自分で剥いて食べる子なのに、
剥いてもらうまで食べず、剥いてもらったらペロリと食べたそうです。
また普段、食べさせていないラムネが、たまたま姉の家にあり、そのラムネ
も好んで食べたそうです。更に何かで遊ぶとしても、あまり散らかさず、1
つのもので遊んだりするそうですが、お通夜の後に姉が帰宅すると、たくさ
んのおもちゃが至るところに散乱していたとのことです。
姉が帰宅した頃には、バナナとラムネだけを食べた姉の子供は、既に寝てい
たそうですが、「もう寝る~」と言って、一人で真っ暗の中、寝ていたそう
です。あきらかに普段よりも食べる量が少ないのに、朝まで一度も起きるこ
となく・・・
姉が子供の行動が普段と違って、どこか具合が悪いのかと心配した。と聞い
て、これらもリクの行動そのものだったので、涙が溢れてきました。
次の日・・・
姉と旦那さんが子供を残して、告別式に来る時に普通なら泣いてママと一緒
に行くとダダをこねるのに、少し泣いたと思ったら姉の方とは別のところを
向いて、「バイバイ!」と言ってたと聞かされました。
なんでこんなにも偶然が重なるのか・・・
姉が家へ戻るときにすごく肩が重かったと言ってました。
きっとリクが姉に肩車か、おんぶされて姉の家まで行ったんじゃないかと。
まるでリクが姉の子供の体を借りて、今まで出来なかったこと。やりたかっ
たことをしてきたんじゃないかと思いました。
また、リクのことを思ってくれて友達夫婦が話していた時に、子供が
「リクくん、笑ってるから大丈夫だよ~」と言っていたと聞かされました。
姉のところ以外でも不思議なことが起こっており、なんでかと思い返した
ら、友達もお通夜の前にリクに会いに来てくれていました。
きっと、その時にリクがついていったんじゃないかと・・・
どちらの子供もリクと同い年で、遊んだことのあるリクの友達でした。
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リクと自宅へ戻り、旅立ちの準備などをしている時に、好物であったバナナ
やヨーグルトなどの買出しを家内の姉にお願いしてありました。
特に普通のバナナでしたが、台所に置かれたバナナの中に1つだけ「りく」
と書かれたバナナがありました。お願いしたものだったので、家内の姉の子
供がいたずらでもしたのかと思い、翌日にそのことを子供たちに聞いたとこ
ろ誰も知らないとのことでした。なんでそんなバナナが・・・?
ホントにすごく不思議で、その「りく」という字というか、キズというか、
なんて言ったらいいかわかりませんが、どうやっても「りく」としか見えま
せん。これもリクのいたずらなのか・・・
きっとリクが持っていきたいから、名前を書いたのかもしれない?と、その
バナナはアンパンマンのリュックに詰めてあげました。
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リクの旅立ち後・・・
魂が宿るといわれる白木位牌を抱いて自宅へ戻る時、何だかリクを抱っこし
ている感じがしました。
ちょうど左手で抱きかかえ、右手で頭や顔を撫でているような感じでした。
リクは今まで苦しい日々だったけど、様々な不思議な出来事があったからか、
きっとリクは本当に楽しい場所へ出かけるのだと感じました。
リクが旅立った日はすごくいい秋晴れで、最高の遠足日和でした。
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でもリクを抱きしめたりすることが出来なくて、すごく悲しくて寂しい。
辛い・・・。
まだ病院のベットで頑張ってるんじゃないかと、思ってしまうことが何度も
あるけど、リクと一緒に過ごした2年半という時間。絶対に忘れないよ。
パパとママの子供に生まれてくれて本当にありがとう。