2012年02月22日
初車検(その1)
私の愛車、昨年の3月にお隣の福岡県で購入し、山口県でナンバーを登録してもらったのですが、この度、1回目の車検が近づいてまいりました。
購入の際にショップには、点検などは遠方につき、こちらの整備工場などで受けることとして、車検や点検の連絡も不要との約束をしていましたので、こちらで以前からお世話になっている工場にお願いしようと思い、顔なじみの方に電話でお願いをしました。
「では、まず車を拝見しましょう。」と言われたので、その工場へ出向き、車を見せることに。
担当の方は、「ほ~、この車に替えられたんですか、想像以上にカッコいいですね~。」と、愛想の良い対応で始まりました。
続いて、「この車を取り扱う上で何か注意すべき点などありますか?」の問いに対し、「車高はダウンしてますが、構造変更届にて認可済みで、その他も購入した時の状態ですので何も問題はないはずです。」と話しました。
「では、各部の確認させてくださいね。」と、担当の整備士を連れてきて、車検証と、車全体のチェックを開始するや、二人でおもむろに首を傾げ始めました。
その後は、それぞれが怪しいと思うところを指し、あなたの車は違法ですと言わんばかりに指摘を始めました。
まずは、リアの玄武ダウンブロック。
弱くて壊れるものの世の中にはあるので、強度証明書の添付しないと車検は通せないとのこと。
次に車検対応のヘッドライト。
ウインカーの照明が側面から見たときに視認性が悪くこれもダメとのこと。
次にテールランプ。
反射板がスモークでよく見えないからダメとのこと。
この指摘に対し、再度、「この状態でナンバーも取得してるし、車検も通ってるのは事実です。」と説明しました。
すると、車検証などの書類を見始め「これ、ナンバーはこっちでとってるけど、車検は福岡で受けてるね。」とのこと。
意味が解らなかったので、理由を聞くと、「あなたは、この状態で車検を受けているのだから問題ないと言われたが、それは福岡県での話で、山口の検査場は厳しいからこちらで通るとは限らない。」と。
それを聞いて不思議に思ったので「車検って、そもそも法律なので、県単位で基準が異なるというのは変じゃないですか?」と聞いてみると、「検査官によって判断基準が違う場合があり、山口県は特に厳しいのです。」と自慢気に根拠があるような無いような発言を言い出だす始末。
さらに、「ウチはその検査場の検査を自社で行う指定工場の認可を得ているので、その資格を維持するために、その基準よりさらに厳しいチェックを行っているので、ウチで車検を行なうなら、先ほどの条件を満たした状態にしてください。」と。
しかし、私はこの状態で購入したので、強度証明書もなければ、純正のヘッドライトもありません。
なので、「では、この車は山口県では車検を通らないと言われるのですね?」「すべてを純正品に戻す以外、方法はないと言われるのですか?」
と質問してみると、「口には出せないが、闇車検を行なっている業者もあるようなのでそういうところで受ければ通るだろう」と言われたので、「闇車検とは何ですか?」と再度質問。
「それは、違法な部品を付けていても、目をつぶって車検を通す業者がいるということです。最近は減りましたけど。」「それか、福岡まで車検を受けに行けば通る可能性はあるのじゃないでしょうか?」とのこと。
自分の曖昧な法的知識を客に自慢した上、散々わが愛車にケチをつけておいて、最終的に車検を断ろうとしてきたので、最後に一言。
「では、お宅でお願いは出来ないということですね。」と言うと、「この状態であなたの車を通したら、あとでチェックが入ったときに指摘されるのはウチですから。そうなった場合、資格を剥奪されるんですよ!」「ウチは指定工場になったばかりなのでチェックが入りやすいだろうし、資格が無くなるんですよ!資格が!工場も、私個人の資格も無くなるんですよ!」と。
そういう理由で、微妙な車は受けたくないなんだ、じゃ、車検証なんか見る前に、外観見たらすぐ分かるんだから、最初からそう言うか、社外品装着者はお断りって書いとけばいいのに。
担当の方も、「ウチで色々対策するよりはそっちの方が楽かもね。」で、終了。
ハイエースをカスタマイズされている人はこんなとこにも苦労があるのだな~って意気消沈しました。
その2に続きます。
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Posted at
2012/02/22 08:26:45
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