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今日は少し昔話をしようと思う。
私の父は現日産の前身、プリンスで車を作っていた人だ。
私も父の影響で車好き？日産好き？になった訳だが、私が産まれてから今日に至るまで何百台という車に乗ってきた。それは父がしていた副業？のせいでもある。
副業とは、安くてボロっちい車を見付けてきては、自分で板金塗装をし綺麗に直し、少し乗って満足すると買値より高く売り、小遣い稼ぎをしていた。その為、1年間に何十台という車に乗り換えていた父にくっついていた私も車好きになってしまったという訳。
父の名誉の為に、少し言い訳をすると、私の母は、私が産まれてからの35年間の亡くなるまで、ほとんどを家の寝床と病院のベッドを行ったり来たり、何万人に一人という病気を患っており、その為莫大な医療費がかかったのだ。今は医療も発達し昔程大変な思いはしないと思うが、35年間の間に何千万使っただろうか???本当に父には頭が下がる。
…かなり脱線しましたが、父はそんな経緯で新車に乗ったことがない。乗れなかったのだ。
なので、私も母との思い出は全くと言っていい程ない。おかげで父と居る事がほとんどだった。

さてさて、私の初運転デビューは実は免許を取る3年前(犯罪だよね、でも時効ってことで；；)
左ハンドルの2002ベンべ。大雨の夜、父と食事に行ったファミレスの駐車場から、家まで帰ってきた。これは父が主犯である。
父：『お前帰り運転して帰れ』
私：『うん、分かった』
この会話で犯行が行われた。家に辿り着いた時には、父も私の度胸にビビっていたようだが(汗)
これを機に更に車の楽しさ、それまでは隣に乗る楽しさから、運転する楽しみを覚えてしまったのだ。

私が16歳くらいの頃だったと思う。衝撃の事件が起きたのは。
7年ぶりにスカイラインGT-Rが復活するというので日産プリンスの試乗会に行ってきたのだ。
あれは本当に衝撃でした!!!なんて格好いい車なんだろう!!!絶対にこの車に乗るんだ!!!ってその時はGT-Rの価格も知らずに考えていた。
これが私がR32GT-Rを好きになったきっかけである。

その後免許を取ったものの、GT-Rなんて買えるわけもなくいろんな車を乗り継ぎ、GT-Rは買えないけどR32のタイプMに乗って満足していた…というのは嘘で、まだGT-Rの事は捨てきれなかった。
その後、自分もRも歳をとり、お安い価格になったGT-Rにやっとの思いで乗る事が出来たという訳。
でも年月の経ったGT-Rは思いがけず故障が多く、また部品も高かった(泣)
エンジンが終わってしまった時にはエンジンを乗せ換える事すら出来なかった(T_T)ごめんよ、アー子。
でもアー子を買う時には寝る間も惜しんで、仕事を2つ掛け持ちし頑張って手に入れたんだよ!!
そのアー子は今どうしているかというと…腐れ縁の15年来の車仲間が引き取ってくれた。でもまだ復活はしていない。私達の年齢になると世間体やら家族やらのしがらみがあり、なかなかサクサクっとは弄れないのだ。いつか元気になったアー子の姿を見たいものです!!!!!!