ヘルメット補修 SHARK DRAK KURTZ KAMO シャーク ダラク クオーツ カモ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
14個目(※通算ではなく現役)のヘルメットとしてやってきた新しいヘルメット、それがSHARK DRAK KURTZ KAMO(シャーク・ヘルメット ダラク クオーツ カモ)。
SHARKがフランスのヘルメットブランドであることからも分かる通り、この『DRAK(ダラク)』の名の元となった『DRAKKAR(ドラッカー)=ヴァイキングシップ(海賊船)』という言葉はフランス語。語源はスウェーデン語の「drake(ドレイク)=竜」で、ヴァイキング達の船の船首に備え付けられていた竜の像に由来する。
『KURTZ KAMO(クオーツ カモ)』というのは、ダラクのバリエーションのひとつである当該迷彩グラフィックモデルの呼称。“KURTZ”とは、かの有名な映画『地獄の黙示録(Apocalypse Now/1979年)』のカーツ大佐――遡ると、その原作であるイギリスの小説『闇の奥』(Heart Of Darkness/1902年)に登場する象牙売買に長けた貿易商の代理人・クルツ(※英語読み:カーツ)のこと。“KAMO”は「Camouflage(カモフラージュ/迷彩、偽装)のもじり」だが、そもそも、“カモフラージュ”という言葉はフランス語だったりする。閑話休題。
開封して最初に目に飛び込んできたのが、恐ろしく適当に張り付けられた、おでこのシャークエンブレム。中心から逸れている様子が、この画像で伝わるだろうか。
ちなみに、これは並行輸入品でなくワイズギア供給の日本国向け正規品なので、念のため。
2
このDRAKで三つ目の購入となるSHARKのヘルメットだが、やっぱりと言うべきだろうか、その品質の低さは相当な域。フランスの方には申し訳ないが、もうSHARK=二流品という印象が否めない。
そんなこんなで、おもむろに作業開始。ヘルメットの外殻にハァ~と熱い息を吐きかけつつ、内装剥がしを用いて問題のエンブレム部分の粘着成分を丁寧に剥がしていく。
3
シェルの表面に残った粘着成分は、毎度お馴染み・プレクサスとマイクロファイバークロスを使用して、奇麗に除去。
このクオーツ カモは艶消しマット仕上げなのだが、グラフィックシート(要はデカいシール)の上から、しっかりとしたフラットクリアー(艶消しトップコート)が吹いてあるようで、ケミカルを用いた軽微な清掃やメンテナンスへの耐性は、そこそこありそう。
それでも、プレクサスのような強めの成分を含む液剤の使用は、避けるようには、したい。
4
清掃を終えて、さっぱりしたDRAKを目の当たりにし、「このままエンブレム無しの方が良いか?」と考えたりもした訳だが、せっかくの未使用品(※個人店を経由した購入のため厳密に言うと新品ではない)なので、元の状態へと戻すことに。
画像は、マスキングテープを用いて中心&上下の位置を、ざっくりと合わせて仮置きしたところ。
この後、ドライヤーの温風で粘着成分を復帰させつつ圧迫し、エンブレムの貼り直しを済ませる。
5
完成の図。
微妙にズレている気がしなくもないが、これは実際に人間が被らないとDRAKのマスク一体式純正ゴーグルの位置が、ヘルメットの中心に来づらい(来ない)ため――ということにして妥協したい。する。
6
おまけ。ビフォー・アフター。
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