2番艦「みょうぎおろし」用コンパクトリレーの製作
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
同じT32エクストレイルに乗っている息子の1人が、私の車に搭載したのと同じサブウーファー(カロッツェリアTS-WX400DA)を買いました。
まあ、オヤジの車に搭載実績がある訳で、息子にしてみれば不安の無い買い物だったんだと思います。
・・・俺の車は試作実験艦かよ・・・
密林でポチって実家に送り付けるという手際の良さ。
・・・まったく・・・(^^;
2
息子は本日夜に我が家に帰省するというので、事前に作成しておいた車載用架台とのマッチング確認(と言ったって、既に私の車のサブウーファーで確認済みなんですが)を改めて行っておき、明日丸一日かけて息子の車へこのサブウーファーを据え付けます。
3
T32エクストレイルはオートACCを採用しており、単にACCに繋げただけだと、条件によってはエンジン停止後に30分近く電流が流れ続けることが判明。
私の車へサブウーファーを搭載した初期には、これに気が付かず、一晩経ったらバッテリー上がり状態になりかけていました。
どうせ、エンジン止めた状態でオーディオは使わないし(きっと息子も同じ)、リモート信号はIG連動にすることにします。(これは、私の車も現在はそうしています)
4
息子の車もシートヒーター付き車なので、IG信号はシートヒーターSWのコネクタから取ります。
ただ、そのままIG線を分岐してリモート信号線に繋げるのではなく、一旦リレーを介して繋げることにしました。
サブウーファーの取説にも、「2A以上取れる信号線に接続せよ」と書いてあるので、念のため、ですね。
前置きが長くなりましたが、今回はそのためのリレーユニットを自作します。
リレーユニットの自作、結構久しぶりです。
5
既製品(エーモンのコンパクトリレー3234あたり)を使わない理由は3つ。
1)信頼性が低いから。
以前、フォグランプ増設等で何回か既製品を使いましたが、脚線の基板へのはんだ付けが酷すぎて、よく脚線のすっぽ抜けや断線を経験しました。出荷前検査はちゃんとやっているのか疑いたくなるレベルです。
2)値段高いから。
既製品を分解してみると、専用基板にこそなっていますが、リレーは単品で個人でも入手できるモノです。
そして、専用基板、リレー、全体のカバーとなっている熱収縮チューブ以外の構成部品は有りません。
これで、実勢価格が800円超え・・・
3)同等以上のものを自作できる。
2)にも書いた通り、エーモン3234で使われているリレーは個人でも単品で手に入るものです。また、既製品にはリレーコイルのサージ対策が全くされていません。・・・まぁ、だから既製品のコイル端子は色で識別されているとはいえ極性が無いのですが・・・。
なので、同じリレーを用いてサージ対策品を簡単に作れるようになってからは、10Aまでのコンパクトリレーの既製品購入をやめました。
通常自作するのは4極リレーですが、必要であればエーモンの3234と同じ5極リレーも簡単に作れます。
6
使う基板は、通販でも手に入るガラスエポキシ製のスルーホールです。
ただ、使うリレーの端子間隔と基板のホール間隔が合っていないので、リレーを基板に直接はんだ付けしません。
基板もそのままの大きさで使うのではなく、必要な大きさに切断して使います。
この大きさの基板だと、完成品が3つ作れます。
7
使うリレーはこれ。
SANYOU(中国のメーカー)のSARK-S-112Dというリレーです。
エーモンの3234で使われているリレーと全く同じ。
接点電流は10AまでOK。
コイルの消費電流は14.4V印加時の実測で60mAをちょっと切るくらいです。
8
SARK-S-112Dの裏側です。
コイル端子と、C(コモン)、NO(ノーマルオープン)、NC(ノーマルクローズ)の3端子があります。
なので、必要に応じて5極リレーも作れるという訳です。
9
いきなりですが、基板への部品実装済みの状態写真です。
先ほど述べたように、基板のホール間隔にリレー端子間隔が合致していないので、リレーを上下逆さまに基板上に置いて両面テープで貼り付けるというやり方をしています。
そして、各脚線はリレー端子に直接はんだ付けしています。
なので、まぁ、リレーを固定するモノは基板ではなくて最悪ただのプラスチック板でも良いかも(^^;
コイル端子間に直付けしているのは、コイルのサージ防止用のフリーホイールダイオードで、1N4007というダイオードです。
配線色のアサイメントと使用線径は、
青:コイル+ AWG20(0.5sq)
黒:コイル- AWG20(0.5sq)
赤:車両電源+から AWG18(0.75sq)
黄:車載機器へ AWG18(0.75sq)
色に関しては、エーモンのリレーと同じ使い分けにしてます。
10
脚線を必要長さに切り揃えてギボシ端子を付けて・・・
11
本体に熱収縮チューブを被せたら出来上がり。脚線を入れても全長10cmに満たない小型リレーに仕上がりました。
リレーはまとめ買いしているので、1個100円しません。(為替レートの影響がありますが、私のストック品は1個80円以下だったと思います)
このリレーユニット1個当たりの材料費は200円以下だと思います。
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導通チェックします。
コイル端子に直流安定化電源の出力を繋げ、リレー接点間の抵抗値を計測します。
この写真では、コイルに通電していませんので、接点間は絶縁状態となっており、テスターの針は左に降り切れています。(抵抗値無限大)
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コイル端子に通電しました。
安定化電源側の読みで、通電電流は60mAです。
テスターは右に振れて抵抗値ゼロを指しています。
ということで完成しました。
・・・このリレー、息子に800円で売りつけるかな(悪
14
<2023.12.10追記>
息子の車にも無事、TS-WX400DAの搭載完了。
お金を貯めて、次はDSPが欲しいんだそうな・・・
むぅ・・・また労働力を息子に搾取されそうだ・・・
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