廃棄予定だったエンジンの再利用の可能性についての検証作業♪

実はエンジンほか動力伝達装置のすべてを移植すべくドナーとして購入したエブリィJOINターボ（DA64V）だったのですが、ちょっとトラブルが発生しておりまして…いまだに車両が手元にない状況なんですよね(´･ω･`)

そこで今回は、とりあえず現状ではエンジンやミッション等の中身が抜かれたドンガラ状態のエブリィワゴンPZターボスペシャル（DA64W）にもともと搭載されていたエンジンについて、今後再利用できないかどうか、検証します。

このエンジンは、まず前オーナーのオイル管理の悪さからクランクジャーナルベアリング及びコンロッドベアリングの流れが発生し、ブローしたものを一度オーバーホールしております（このとき、クランクシャフトはMH21SワゴンＲの中古流用、全メタル、ピストン、ピストンリングはそれぞれ新品）。

しかしオーバーホール後、このエンジンはエブリィワゴンには積まれずに軽トラ（キャリーDA63T）に搭載されましたが、しばらくしてオーバーヒートさせてしまい、再び降ろされてバラされてそのまま工場の隅に半年以上放置されておりました。

とりあえずは洗います。

ワイヤーブラシ、真鍮ブラシ、毛ブラシを駆使して地道に灯油で洗浄します。

オイルパンもキレイキレイになり…

ピストンもピカピカ✨

キレイになったところで、各部品の寸法やクリアランスを測定していきます。

フロントカバーのオイルポンプもバラして、ポンプ内の各クリアランスについても測定していきます。

重要なシリンダ内径も正確に測定していきます。

結果がこれです。

ヘッドはさすがにオーバーヒートによる歪みが酷いので再利用することはないのですが、それ以外の部品は…使えそうですね(●´ω｀●)