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Yamaeの"家族のステラ" [スバル ステラ]

整備手帳

作業日:2020年3月12日

メカは後回しにして電気系から・・窓上がらず対処

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 1時間以内
1
ショップの社長さんが好きに触って良いと言われたので、私のようなメカど素人でも対処可能だろうかと調べ始めたが、プラグを外したついでに、最近買ったばかりのボアスコープでシリンダーの中を覗いてみた。

比較のため、我が家のR2で撮った写真とを並べたのがこの写真で、ステラはバルブのリセス部分以外はカーボンで真っ黒になっている。右側のR2はすでに22万km余りを走っているが、エンジンもCVTも快調だけあってか、ピストンヘッドも距離を感じせないくらい綺麗だ。
2
シリンダー内のカーボンは除去しても、その原因を対処するのはメカ音痴の私には限度があり、先に、電気系で一番の問題である、助手席窓ガラスが一方通行のトラブルシュートを始めた。

電気系では、ミスファイヤーする問題やヘッドライトが暗い問題もあるが、雨が入り込まないよう、窓ガラスを優先した。
3
助手席窓側ガラスの操作は、運転席からも助手席からも、下げる操作はできるが、上げることが全くできなかった。

運転席のコントローラーを取り出して、ハンダクラック等が無いか、目視したところ、やや怪しいところがあったので、ハンダ付けをし直してみたが、症状に変化は無かった。やはりそんな甘いものではなかった。
4
反対側も特にハンダ付けにまつわる問題箇所は無かった。

電気・電子系はやはり結線図と測定器を使って調べるべきで、電子の動きは肉眼で見えるものではない。関連情報URLに示した件は、車屋さんに設置してある故障した自販機の修理顛末で、最終的には目で分かったが、オシロスコープで調べてたどり着けたトラブルだった。このサイトでは、Yamaeではなく、ジャンクをもじって、Yankというニックネームを使っている。
5
この結線図は別の車のものであるが、高級車は別として、大抵はこのように、5つの接続ラインがあり、モーターに流れる電流の+ーを入れ替えることで、モーターの回転方向を変える仕組みになっている。
6
ステラの助手席に使われている5ピンのコネクターを調べてみると、このようになっていた。

調べていく内に、スイッチを操作したとき、右端の5番端子の電圧が低く、かつ不安定で、数十から数百mVという有り得ない変な電圧で変動していた。
7
オシロスコープを使って変動する電圧を観測したら、どこかで導通の不安定な箇所があると起きるようなパターンだった。このとき、運転席ドアの開閉をしたら、電圧が大きく変動した。

ドアのヒンジ部のハーネスが断線しかけているのではと思い、徹底的に調べたが、そうではなく、写真のコントローラーの矢印付近のハーネスを触ると、窓ガラスが上り始めた。
8
ハーネスの断線しかけかと思ったが、そうではなく、この写真に示す2つのピンにつながる2本のハーネスを引いたり押し込んだりしている内に、変動していた電圧は、12V+で安定するようになってしまった。

原因はコネクターの接触不安定によるものだった。取り敢えず、接触箇所をクリーニングし、接点復活剤を使ったところ、導通が安定し、問題は解消した。

しかし、真の問題はもっと深い階層にあることが後で分かった。それについては、別途書くことにしたいが、それはコネクターピンの色がこの写真でも黒っぽいことに関係している。キーワードはガルバニックコロージョンである。

導通するようになり、ガラスの上げ下げはできるようになったが、時間の問題でガルバニックコロージョンがまた起きるリスクはあり、
https://minkara.carview.co.jp/userid/493884/car/2069451/7491127/parts.aspx
でマー坊さんによって紹介されている接点グリスを塗り込んでおいた。雨の日にドアの開閉をすると、水滴がここに侵入しないとも限らないからである。

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この記事へのコメント

2020年3月20日 7:10
今回も勉強になりました。

この車はまだCAN通信になっていない車なのですね。最近の車はこの手の作業でも12Vでないことが多く、CANのせいであまりむやみにいじりたくないです。

Galvanic corrosionについて興味あります。
コメントへの返答
2020年3月20日 9:19
ステラの窓の制御にはバスラインはつながっておらず、ドア間を電力線で結ぶという単純なやり方です。このため、それなりに太めのハーネスがドアのヒンジ部を通っています。

Galvanic corrosionの件は、全く同じ故障モードがホンダ車でもあり、調べてみたところ、接点のオス側とメス側の金属材料の違いによる電位差が悪さしていることが分かったのです。詳しくは別途書こうと思っていますが、ホンダ車の基板も同じ部品メーカーと思われるもので、個々の部品もその配置も同じでした。

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「[整備] #セルシオ 復活させたバッテリーのその後 https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/car/2809201/7829185/note.aspx
何シテル?   06/11 17:45
古き佳き時代の車が好き。メカは苦手ながら、多くの車屋さんが得意でない電子領域を私はあまり苦にせず、助け合うことで古い車でも何とか維持している。
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