メカは後回しにして電気系から・・窓上がらず対処
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ショップの社長さんが好きに触って良いと言われたので、私のようなメカど素人でも対処可能だろうかと調べ始めたが、プラグを外したついでに、最近買ったばかりのボアスコープでシリンダーの中を覗いてみた。
比較のため、我が家のR2で撮った写真とを並べたのがこの写真で、ステラはバルブのリセス部分以外はカーボンで真っ黒になっている。右側のR2はすでに22万km余りを走っているが、エンジンもCVTも快調だけあってか、ピストンヘッドも距離を感じせないくらい綺麗だ。
2
シリンダー内のカーボンは除去しても、その原因を対処するのはメカ音痴の私には限度があり、先に、電気系で一番の問題である、助手席窓ガラスが一方通行のトラブルシュートを始めた。
電気系では、ミスファイヤーする問題やヘッドライトが暗い問題もあるが、雨が入り込まないよう、窓ガラスを優先した。
3
助手席窓側ガラスの操作は、運転席からも助手席からも、下げる操作はできるが、上げることが全くできなかった。
運転席のコントローラーを取り出して、ハンダクラック等が無いか、目視したところ、やや怪しいところがあったので、ハンダ付けをし直してみたが、症状に変化は無かった。やはりそんな甘いものではなかった。
4
反対側も特にハンダ付けにまつわる問題箇所は無かった。
電気・電子系はやはり結線図と測定器を使って調べるべきで、電子の動きは肉眼で見えるものではない。関連情報URLに示した件は、車屋さんに設置してある故障した自販機の修理顛末で、最終的には目で分かったが、オシロスコープで調べてたどり着けたトラブルだった。このサイトでは、Yamaeではなく、ジャンクをもじって、Yankというニックネームを使っている。
5
この結線図は別の車のものであるが、高級車は別として、大抵はこのように、5つの接続ラインがあり、モーターに流れる電流の+ーを入れ替えることで、モーターの回転方向を変える仕組みになっている。
6
ステラの助手席に使われている5ピンのコネクターを調べてみると、このようになっていた。
調べていく内に、スイッチを操作したとき、右端の5番端子の電圧が低く、かつ不安定で、数十から数百mVという有り得ない変な電圧で変動していた。
7
オシロスコープを使って変動する電圧を観測したら、どこかで導通の不安定な箇所があると起きるようなパターンだった。このとき、運転席ドアの開閉をしたら、電圧が大きく変動した。
ドアのヒンジ部のハーネスが断線しかけているのではと思い、徹底的に調べたが、そうではなく、写真のコントローラーの矢印付近のハーネスを触ると、窓ガラスが上り始めた。
8
ハーネスの断線しかけかと思ったが、そうではなく、この写真に示す2つのピンにつながる2本のハーネスを引いたり押し込んだりしている内に、変動していた電圧は、12V+で安定するようになってしまった。
原因はコネクターの接触不安定によるものだった。取り敢えず、接触箇所をクリーニングし、接点復活剤を使ったところ、導通が安定し、問題は解消した。
しかし、真の問題はもっと深い階層にあることが後で分かった。それについては、別途書くことにしたいが、それはコネクターピンの色がこの写真でも黒っぽいことに関係している。キーワードはガルバニックコロージョンである。
導通するようになり、ガラスの上げ下げはできるようになったが、時間の問題でガルバニックコロージョンがまた起きるリスクはあり、
https://minkara.carview.co.jp/userid/493884/car/2069451/7491127/parts.aspx
でマー坊さんによって紹介されている接点グリスを塗り込んでおいた。雨の日にドアの開閉をすると、水滴がここに侵入しないとも限らないからである。
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