要注意: CVTF交換方法とその確認
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
一つ前の投稿で、CVTF交換に関して、「まずかったかも」と書いたが、私のやり方ではやはりまずかったことが判明した。それで、JATCOのCVTを採用しているステラやR1/R2にお乗りの方への注意喚起として、ここに改めて書かせてもらう次第である。
サービスマニュアルにはこの趣旨のことが書かれている。
1,エンジンをアイドリングさせ、CVTFの温度を30〜40℃まで上げる。
2,車をリフトにセットする。
3,アイドリング状態で、セレクトレバーをPからL、LからPまで一巡させる。
4,左前タイヤを外す。
5,アイドリングのままリフトアップし、フィラープラグを外す。
6,フィラープラグの下端部までCVTFがあることを確認する。
一連の作業は、エンジンが回転している状態で、この写真の中央のフィラーホールからCVTFが溢れるまで充填することになるので、十分な注意が必要である。
2
私はエンジンが停止状態でやってしまったが、幸いかな、CVTFがまだ膨張していない冷間時に3つのジャッキを使って、車の高さを前輪側と後輪側を交互に上げ下げしたり、左右間で上げ下げも併せて行なったことや、エンジンを始動させ、ギアセレクトを一巡後、エンジンを停止した直後に改めて、補充したことで、何とか良い結果にはなった。というのは、サービスマニュアルにある本来のやり方との差は、20cc程で済んだからだった。ただその前が、約0.4L少ないまま、3000km余りを走り込んでしまっていた。でも、排出したCVTFにクラッチダストが殆ど無かったこともあり、問題は今のところ起きてはいない。
3
ポイントは、ATと同じように、エンジン停止中ではなく、アイドリング中に確認することである。またその時の油温は、30-40℃の間にあることも重要である。
CVTFを実際に交換するには、エンジン回転中に全てを行えないので、DIYerの場合、こうすべきであろう。
1,冷間時にドレインプラグを外して、CVTFを抜く。
2,フィラープラグからCVTFを入れる。
3,エンジンを始動し、シフトセレクターをP→L→Pまで1巡させる。
4,エンジンはアイドリングのまま、フィラープラグからCVTFが溢れ始めるまで注入する。
5,そのまま、CVTFのオイルパン温度が体温と同じくらいになるまで待ち、CVTF溢れさせる。
6,フィラープラグを締め、エンジンを停止する。
恐らく、6の順を逆に行うと、トルコンから下がってくるCVTFが、フィラーホールから、次々に溢れ出て来るだろう。順番は大切である。
私の場合、当初、ドレインプラグから抜けた量と同じだけを用意し、冷間時に入れようとした。しかし、入りきらなかった。
疑問に思い、サービスマニュアルを見せてもらい、アイドリング中でかつ、セミ温間という条件下で確認すべきことを知った次第である。
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