今日は愛車の1年点検でした。納車して早10年。徐々に故障も増え、今回は運転席パワーウィンドウ(アセンブリ)を交換しました。
さて、代車として用意されたのは、現行インプレッサスポーツ1.6。リニアトロニックの巧みな制御により、1.3tの車体をスムーズに加速させます。これには驚きました。市街地を1名乗車で走るには必要十分の性能です。
その後、せっかくの機会なのでマニュアルモードでの全開加速も試しました。すると、回転に合わせて加速しますが、「加速感」がありません。低回転域のDレンジ加速時にはそれなりにトルク感もあったので、単なるパワー不足ではなさそうです。
その時、新型WRXS4に試乗した際にも似たような感覚があったことを思い出しました。
夕方、1年点検を終え、改めて愛車を運転してみると、不思議と生き物のような温かみを感じました。エンジン音や振動など、刻一刻と変化する運転環境が、そうさせたのだと思います。
同時に、愛着のある自分の車を大事に乗りたい、と強く感じました。機械であるにも関わらず人間臭いところは、おそらく今後発表される自動車では味わえないでしょう。
技術の進歩で失われたもの。それは機械が持つ人間らしさだと感じました。ゆえに、壊れても大事に乗り続けるオーナーが存在し、旧車文化があるのではないか、と思いました。
(写真は、1年点検後に愛情を注いで手入れした冬タイヤ)
Posted at 2022/05/21 20:58:30 | |
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