鵜来型海防艦1
投稿日 : 2009年09月20日
1
【全体】
さすがにこのスケールになると、何か信号旗をあげたくなります。
海防艦の場合あまり艦隊編成をしていた形跡がなく、○○艦隊のような信号旗は難しいのですが、同型艦「屋久」がN(教練旗)を上げている写真があったので、これを真似てみました。
後部構造物の艦首側はモールドが省略されているので、水密扉を開いている状態でつけてみましたが、これがちょっとした変化が出て良い感じです。
もっとこの状態の表現の扉を増やせば良かった(^^ゞ
2
【艦首部】
アンカーチェーンの取り回しがおかしいので、細鎖を使って引きなおしてみました。
小艦艇ではキャプスタンが一つしかないので、アンカーチェーンは一つずつかけて錨を巻き上げるそうです。
(キットでは2本ともキャプスタンに巻いてある)
錨見台は係留作業中にのみ張り出すそうですが、写真を見ると航行中でも張り出しているように見えるものがあるため、細々感を出すだめに装着しました。
3
【艦橋】
艦橋周りはかなり手を加えています。
キットの対空指揮所のブルワークは曲面で構成されていますが、戦時急造型の極力直線になるように設計されているこの艦がそのようになっている訳はないので、プラ板で直線基調に作り変えます。
またキットはこの表現があっさりしていますが、資料を見ると双眼鏡が5つあるようなので、増設します。
(後発の丙型海防艦のキットではそうなっているみたい)
写真解析や他艦からの類推で、九○式無線電話空中線、手旗信号台を追加します。
艦橋の窓を透明プラ板で再現し、艦橋内にも羅針盤と双眼鏡を設置しましたがほぼ見えません(^^ゞ
信号所にはこれも類推から探照灯管制器を装着しました。
このキットの問題点の一つとして、艦橋前の迫撃砲とその台座が表現されていない事があります。
手抜きしてますが、キャンバスで単装機銃と迫撃砲の台座の違いを表現しました。
4
【前部マスト】
キットの説明書では前部マストに見張所を取り付けるようになっていますが、写真で見る限り見当たらないので省略します。
5
【後部構造物】
煙突頂部を開口し、メッシュパーツを張りました。
ほうすい室(漢字が変換されない…)煙突の表現がイマイチなので、1/700WLの共通パーツから転用しました。
これがピッタリのサイズです。
写真で見る限り、ダビットはもっと大きいようですが、適当な代替パーツがないので、キットのままにしておきます。
10年式12cm高角砲の出来がイマイチなので、改装前の赤城の資料などを参考にディテールアップしました。
6
【艦尾】
爆雷に成型のずれがあるのと、三式爆雷投射機の爆雷の装填位置がキットは高過ぎるので、1mmのプラ棒で爆雷を作成し、直付けしました。
この16個切り出す作業が面倒で…(^^;)
また、資料によると、三式爆雷投射機はこのように片側8機がずらりと並ぶのではなく、1機は爆雷装填台の前にあったようです。
が、これが判明したのはあらかた完成した後だったので、手をつけませんでした。
実際やると大変そうですしね。
海上保安庁の巡視船になった同型艦(「こじま」など)を見ると、プロペラガードがついてますが、「四阪」の後方写真も他艦の前方写真にも、それらしきものは写ってないので、戦時中はなかったと判断しています。
7
【探照灯台】
探照灯はシルバーを塗った後、透明パーツでレンズを表現したのですが、写真だと解りにくいですね(^^;)
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