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シートベルトは、１９８５年９月１日から、高速道路の着用が罰則付きで義務付けられ、翌年の１１月１日から一般道路でも義務付けられました。
しかし、シートベルト着用は、一般的に浸透するのに暫く時間がかかりました。

ラリー競技においては、「特別規則書」で４点式以上のシートベルトの着用が義務付けられておりました。
私達は、と言いますと、法律が施行され様が、されまいが、以前から常時（競技、練習）着用しておりました。
何故か、それは事故の怖さを身をもって知っていたからです。（自らシートベル強度実験をしておりました）　（＾_＾；）
言い換えると、事故を定期的にやらかしていたと、言う事です。（自慢できません、バカです）
何回と無く、このシートベルトのお陰で助けられました。

ある時、練習が終わり、帰りの道（疲れと、集中力が落ちる）で、コーナーで周辺の採石場からのダンプが落とした砂に足をすくわれ、コーナーを曲がりきれず、車の向きを変え様とサイドブレーキを引いたのですが、曲がってくれず、民家に突っ込み、そこの車庫に止まっていた車を全損させてしまいました。（すいませんでした）　おまけにその車の数十センチ先にプロパンガスのボンベが２本置いて有り、あわや民家ごと爆発って事になりかけました。幸いに、人身事故にならず、私もナビもシートベルトのお陰で、無傷で済みました。翌日、両胸に縦に２本のストライプのアザが残りましたが。
この事故のケースは、今までの経験から、我々は、助かりますが、相手方に多大な損害を与えるところでしたので、今思えば、相手の車は全損させてしまいましたが、ラッキーの一言です。

先程も申しましたが、法律が施行されても、シートベルトをされていなかった方が、結構いましたが（今でも）、事故は、突然に起こるので、シートベルトは装着した方が、良いと思います。（自分的には）

因みに、最初の頃は、４点式フルハーネスのSCHROTH　プッシュ式バックルで、次がSIMPSONの５点式を装着しておりました。
このSINPSON、センターバックルがレバータイプで、緊急時、ストッパーのバーを開放にすると、５点のベルトがいっせいに取れると言う物で、強度、ベルト幅、厚さ、そして重さ、半端では有りませんでした。

その他、シートベルトに関しては、例外的には、寝むたくなって正面衝突し、たまたまシートベルトをしていなかった為に、センターコンソール側に倒れて、激突。ステアリングがシートにつき刺さったが、上半身が横に倒れていた為に、無傷で済んだという事も有ったそうですが、これは正に例外中の例外で、法律施行前の話です。　

ここに、懺悔と戒めの為に記する。