我が家の駐車場に新たな仲間が加わりました。
HONDA NSX(NC1)MY19モデルです。
さて、気になるおクルマの内容は・・・と申しますと
ボディーカラー:サーマルオレンジパール \670,000
カーボンファイバーエクステリアスポーツパッケージ \1,080,000
カーボンファイバーエンジンカバー \400,000
カーボンファイバーインテリアスポーツパッケージ \360,000
カーボンセラミックローター(カラーキャリパー) \1,200,000
セミアリニンレザー+アルカンタラシート(オーキッド) \324,000
車両価格と合わせますと・・・約2800万円となります。凄いですねぇ。
販売当初、長いフロントノーズ、短めのリアオーバーハング・ワイド&ロー
その日本車離れしたスタイルに圧倒された事を記憶しています。
プロドライバーやライターさんによるインプレッションでは、
走り味は独特・・・との評価が飛び交っておりましたが、でも、そんなの関係ねぇ~!(古っ)
このスタイルこそ、欧州スーパーカー達とも遜色なく渡り合える!日本が世界に誇れるデザインだと感じました。
ところが・・・実際にお目にかかる機会は極めて少なく、私自身現車を見たのは展示会に赴いた数回と、道路を走行しているのを目撃したのは、たったの・・・1回っきりで、私にとってはとてもミステリアスなクルマでもあります。
冗談はさておき、デアゴNSXでございます。制作期間2年を経てようやく完成、完コン致しました。当初、職場の同僚から「途中で生産打ち切りって事・・・あるらしいですよ」等の心無いご意見とか、「どうせ、完コンなんて無理でしょ?バンパー買ったら終わりじゃない?」等と、冷ややかな視線を感じておりましたが、見事完了致しました。
以前、定年間際の先輩から、「最終迄組み立てる自信がないから、最後の部分を組み立ててよ」っと、突然丸投げされた「ラ・フェラーリ」(アシェットコレクションズ)以来の1/8モデルです。
ラ号の最終仕上げを行いながら、「う~ん、中々の出来じゃわい」等と妙に感心した記憶もあり
前述のミステリアスさと相まって、ついつい・・・NSX創刊号に手を出してしまったのが、そもそも事の始まりです。
写真をご覧になられて「おぉ~」と感心して頂ける方もいらっしゃるとは思いますが
正直「素組み」ではこの仕上がりにはなりません。
実際に制作を行ってみると、さすが?(やはり?)デアゴのクォリティー!
毎週送られてくる部品に必ず何等かの手を加えないと、ちょっと納得がいきません。
不満の一例ですが
1.足回り部品のすべてが固定されている訳ではない。(ブラケットに収めるだけ。正確には、固定するとサスペンションが動かない・固定自体出来ない)
2.ステアリング機構は、ギヤボックスごとスライドさせて実現(爆)しかもラックギヤがピニオンギヤと噛み合わない。
3.ネジ穴やチューブ接続箇所とかは沢山残っているのに、乗っかるべき部品らしきものがない。
4.インタークーラーや大型ラジエーターの放熱部は、普通未塗装(銀色:アルミ素地)だろ?
5.金型に歪(右ドア・Cピラー等)があり、素地からやり直さないと修正不可能な部分がある。
6.配線基板は、収まりを考えたら裏表逆じゃない?
7.あれっ?ハイブリッドシステム用電力給電用のケーブル(オレンジ)とかないの?・・・等々・・・
今回、カバー類の影になってご覧いただけませんが、数少ない実写の写真等を参考にしながら再塗装を行っており、マフラーやタービン周辺の焼け、補器類・足回りや構造部材類に関しては、素材毎での塗分け、樹脂パーツについては全てパーティングライン研磨・形状調整の後、再塗装を行っています。
とにかく煩わされたのは、外板の塗装です。
塗料の粘度管理が不十分で、外板部品は柚子肌の嵐です。
恐らくは・・・迫る納期でパーツを完成させなければならないワーカーさんの状況は理解しますが、乾燥を急ぐあまり、至近距離から高粘度の塗料を水分除去を十分に行っていないエアー源を用いて吹き付けた・・・ってな感じでしょうか?
柚子肌に加えてクレーターがある事もしょっちゅう!
写真は、ボンネットのクレーターの様子(月のクレーターじゃありませんよ)
もはや、糸くずの付着程度では全然ビビらなくなりました(爆)
という状況で、外板に関しては毎号トップコート層にウェット研磨を施し柚子肌を整えた後、再度トップコートをし直し、また研磨・・・という工程を延々繰り返しました。(研磨部分の関係で妥協した部分もあります(爆))
写真左が箱出し直後、右側が施工後です。
研磨中に意外と早くカラーコート層が露出したりします。
もぉチョット、もぉチョット・・・と調子こいて研磨していると、角部に至っては、容易く素地の金属層に到達してしまいます。
写真は、創刊号バンパーの残骸です。
このサーマルオレンジパールって塗料を後からスプレーを購入するとなると、一般的なスプレー缶サイズで8000円程します。
しかもパール塗料ですので、毎週到着するパーツ毎で再塗装となると・・・全体として組み上げた際に色調が揃わない事は容易に想像がつくため、カラーコートからの再塗装だけは絶対に避けたいです。
個人的には、ヌーベルブルーパールが好きなので、塗装を剥がして青で全塗してやろうか・・・等とも企んでおりましたが、先ずは全体を組み上げないと問題点も見えてこないので、全塗装は見送りました。
とは言え、約2年間に亘り、存分に楽しませてくれた事には変わりありません。
定年でも迎えて暇でも出来たら、ヌーベルブルーパールで一新したNSXをご紹介出来たら良いなぁ・・・等と。
懲りずに、ガルパン「Ⅳ号戦車」・・・作ろうかなぁ?
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Posted at
2023/10/17 20:40:43