目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2年ほど前、とても狭い道で左ドアミラーの最も外側にあるウインカーレンズをちょこっと擦ってしまいました。
傷ついた透明パーツは水研ぎとコンパウンド仕上げで元どおりきれいになりましたが、端の方はちょこっとだけ割れてしまいました。
ほんのちょこっとだけだったので、このまま放置してました。
2
これは数年前の作業でドアミラーを取り外した際、ミラーモーターの台座の爪が1箇所割れてしまいました。
割れた部品は瞬間接着剤で元に戻してみましたが、やっぱりまた取れてしまいます。
これも大怪我ではなかったのでこのまま放置してました。
3
これは以前からうまく施工できていなかった部分です。
防眩ドアミラーの鏡の裏側のコネクタです。防眩電源線のコネクタがうまくはまらず中途半端。。。動作はしているのですが気持ち悪い。
ここは調べてもパーツ番号情報がないので適合を探すのが難しいんですよ。で、最近ようやくこうなってしまう原因がわかりました。
この部分はVWでは珍しくファストン端子規格の端子が組み込まれているコネクタです。大きさはタイプ110ファストンで幅2.8mmの金属端子になります。
実は、ファストン端子には方言があって、端子の金属板の厚さが0.51mmタイプと0.81mmタイプがあるのです。ほとんどの場合は0.51mmなのですが、ここは厚さ0.81mmなので、肉厚のファストン端子に対応してかつプラスチックのコネクタ用の端子部品を使用する必要がありました。
ミラー側が肉厚タイプの端子だったのでうまく刺さらなかったようです。
4
ドアミラー部分はAssy供給しかないので、破損した部分だけ修理交換するのが難しいんですよね。ミラー一式は新品だと5万円ぐらいします。このため軽傷の修理は先延ばしにしていました。
ところがある日、ゴルフ6左ドアミラーの中古品を6,000円で入手できたので、これを使って修理することにします。
左ミラーはぶつけて交換するケースが多いのか、中古品は傷物ばかりです。今回偶然にも傷がないきれいなものを見つけました。
※後で調べたら、ウインカー部分は単体パーツを取り寄せできる模様。5K0 949 101 ただし1万円ぐらいします。
5
ドアミラーを分解してウインカー部分とモーター部分をいただきます。
車両側のドアミラーは防眩ミラー用の配線追加改造をしているので、ミラー一式交換ではなく部品交換で対応します。
ウインカー部分はこれ以上分離しようとすると割れそうだったので、下部のシェル部分と一体化の状態で交換します。
中古といえども結構きれいな状態のパーツで、現車よりもきれいになりました。
6
では、現行ミラーをバラして部品交換して組み上げます。分解の手順はウェルカムランプ交換や流れるウインカードアミラー交換と同じです。
すでにネット上にたくさん情報があるので省略。
7
防眩ドアミラー用のコネクタは新しい端子に交換しました。
8
うまくコネクタがはまりました。
あとは元通りに組み立てて完成です。左ミラーはデフォッガの熱線の端子が起き上がりすぎていると、これに引っかかって十分にミラーに角度をつけることができなくなります。ヒーターの端子は取り付け後、寝かせてから組み立てます。
作業中、旧ドアミラーを分解した時に割れたウインカーの透明プラ部品が中から出てきました。アクリルサンデーを使ってくっつければ補修できそうなので、旧ドアミラーパーツは補修してストック部品にしておきます。
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