1969年10月の初代モデルから数えて4代目となる“Z32”型フェアレディZは
全幅×全高が約1800×1250mmの超ワイド&ローの特徴的なデザインを、
採用するボディは、“2シーター”と“2by2”の2タイプを設定していた。
それぞれホイールベースも異なるため、シャシー別に設計・製造されているのが、
“フェアレディZ”の特徴だが、Z32型は“2シーターと2by2”の外観上の違いは
燃料給油口の位置が“2シーター”はドアとリヤタイヤハウスの間にあり、
“2by2”はリヤタイヤハウスの後ろに位置していることから容易に判別できる
モデルである。
頭上左右にある取り外し可能なガラス製Tバールーフを装備する。
搭載エンジンは3L V型6気筒DOHC、230馬力を発生するノンターボ
国内最強280馬力のツインターボの2ユニットが、用意された。
日産としては同時期の“スカイラインGT-R”や
“インフィニティQ45“とともに300PSトリオとして発売する目論見であったが、
“運輸省からの指導”により、3車種とも280PSに抑えたという経緯があった。
このことから日本の各自動車メーカーが実施していた自主規制値の280PSは
ここから生まれた。なお輸出仕様については300PSである。また、VQ30DEに
載せ換える計画が持ち上がったものの、エンジン換装にはモデルチェンジに近い仕様変更が
必要だったため見送られたとされている。
1992年8月 フルオープンモデルとなる“フェアレディZコンバーチブル”を
(2シーターのみ)追加された。
1998年10月 “マイナーチェンジ”が行なわれた。
ボディ剛性の向上・フロントバンパー・リアスポイラーなどを変更した。
サイドシルプロテクターを標準装備した。フロントオーナメントとリヤの300ZXの
文字を赤色化した。メーカーオプションでポリッシュ仕上げのアルミホイールが
設定される。ツインターボモデルにキセノンランプを標準装備した。
リヤコンビランプのターンランプを白色レンズ化し、
インナーフィニッシャーが黒色からクロームメッキに変更された。
それに伴い“コンバーチブル”が廃止された。
(上記写真は約2年後に復活する事になる5代目Z33型)
2000年9月 生産終了した。2002年7月の5代目(Z33型)発売までは、
一時的に絶版車種となってしまった。
20年前のスポーツカー “日産 四代目・フェアレディZ”編 その5を終わります。
間違っていたらごめんなさい。
次回は“マツダ RX-7”を紹介していきたいと思います。
では、仕事に行ってきます。
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Posted at
2012/10/17 07:09:36