サスペンション交換 (前期型→後期型)
1
前期と後期のスペック比較
○後期型はフロントスプリングが左右対称巻き
○スプリングレート
フロント:2.8~4.6 kgf/mm(変更無し)
リ ア:3.0~8.0 kgf/mm(前期)
2.8~8.4 〃 (後期)
○ショックアブソーバーの減衰力変更
○ダンパーマウントブッシュの硬度変更
2
フロントの比較
右側スプリングの巻き方が逆になっています。
対称巻きに何の効果があるのでしょうか?
3
リアの比較
後期型のほうが線径が太くて巻きが荒くなっています。
バネの下側は走行時に線間密着するので、荷重はほとんど上側の部分で支えているようです。
4
フロントサスペンションの脱着
上側の取付ナット3個と下側のボルトナット2個、タイロッドエンド、ブレーキホース、ABSセンサーハーネスを取り外します。
写真のようにローターを支えていないと、ナックルが手前に傾いてドライブシャフトが抜けてしまうので注意。
取り付けの時はアッパー側を先に仮止めをして、ナックル部を締めた方が良いです。
5
タイロッドエンドは写真の「タイロッドエンドセパレーター」を使用して外します。
プロのメカニックはダブルハンマーでアームを叩いて外すそうですが、私のような素人には無理でした。
6
リアサスペンションの脱着
上側の取付ナット2個、下側のボルト1本、アッパーアームの接続ボルト1本、スタビリンクを外します。
トランク側はスペースが狭いのでユニバーサルジョイントを使ってナットを回します。
アッパーアームを外さないとトレーリングアームが十分に下がらず、ダンパーがなかなか抜けませんでした。
取付時はローターにジャッキを掛けて1G状態でブッシュ部分のボルトを締めます。
7
前後サスペンション交換が終わると、アライメントを調整します。
私の場合、車体と平行に水糸を張ってトーを計測・調整だけしました。
キャンバー角を調整する場合にはフロントの調整式ピロアッパーとリアの調整式アッパーアームが必要です。
※ダンパー交換すると多かれ少なかれアライメントはずれるものです。特にトーが狂っているとタイヤが偏摩耗してしまうため、調整は必須です。調整方法がよく分からないという方は、プロに調整をお任せしたほうが無難でしょう。
8
各部の締付けトルクの目安を参考にまとめておきます。
【フロント】
上側取付ナット 44 N・m
下側取付ボルトナット 170 N・m
タイロッドエンド 44 N・m
【リ ア】
上側取付ナット 44 N・m
下側取付ボルト 94 N・m
スタビ取付ナット 39 N・m
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