この写真は1979年 いまから33年前に5歳頃のわたしを撮ったものです。
イモジャーにシャツIN.......だっせ~~ ってそれはまあおいといて
仕切りなおし。9年前に実家でこの写真を見つけたときからもしかしたらこのブログを書くことを予見していたのかもしれません。
ヤボ用で実家に帰ったときのことです。自分が使ってた部屋の押入れの奥から出てきた一冊のアルバム。懐かしいな~とかって思いながら見ていたときに見つけたのがこの写真です。
どっかの公園?のようなところで恐竜のオブジェと戯れるわたし。
服装以外はなんの変哲もないただの写真なんですが、なぜかこの写真みてると、一体どこで撮影されたものなのかがやけに気になりました。
この写真の場所も撮られたときの記憶もまったくありません。
母親に聞いてみると、これは当時親類の家に遊びに行ったときのFという街にあった某遊園地の横にへばりつくように存在した緑地公園のようなところで撮ったような気がするとのこと。
次の休みに早速行ってみました。しかしその遊園地は存在するものの、この緑地公園がどこなのかまったくわかりませんでした。係員の人(年配のおっちゃん)に写真を見せても、「どこだこれ?わかんないですねー」とのこと。
大体の見当はつけたので、その後もくまなく探したのですがまったくわからず。 場所的に結構大きな森に囲まれたとこなので遊園地の外はプチ樹海状態。 志半ば諦めて帰路につきました。
その後時間があるときに何度か訪れて周囲を探したりしましたが見つからず。 遊園地自体も前回訪れたすぐあとに倒産して廃虚になり、ますます寂しい空間になってしまいました。ちょっとでも情報をとこの場所について、廃虚サイトはもちろんネットで検索したが不思議とまったくヒットせず。もういいかってなってしばらく忘れてしまってたそんなある日、脱糞王子のすみぱら君をはじめ、何人かの友人と遊んだ帰りにたまたま同乗していたヒサドノ君にその話をしたところ 「あ~その場所ならオレ知ってるよ。ガキん頃めっちゃ遊んでたし」となんともかる~いノリの返事。
マジか?? 興奮するおれ。 じゃ~行ってみようぜ~~ってことになりヒサドノ君の案内で現地へ向かいました。まず遊園地の廃虚があります。そして前回来たときから怪しいと思ってたフェンスを越えて有刺鉄線グルグル巻きのフェンスを越えて、さらに奥へグングン進み、廃道的な道を通ること数分...........ほら あれでしょ??
あ あった~~~~~!!!
もしかすっと人生で一番興奮した瞬間かもしれません。
そんときの写真が これだわさ。
23年ぶりにご対め~~ん 同じ場所で 同じポーズで
恐竜も色あせて左手ももげてました。でもよく生き延びてた よしよし^^
比較するとこんな感じ。 わしも大きくなったの~~
それにしても周囲の木の成長具合をみるとやはり23年という時の流れを感じます。
全体写真はこんな感じ。ってか子供相手のオブジェにしては顔がリアルで怖い。
見方によってはけっこう不気味な空間です。ジュラシックパークを彷彿とさせませんか?
さてさて、今回わざわざブログを上げたのは、なにも9年前の写真をお見せするためだけではないんですよ。
実は先日また行ってみたんです。あれから9年 どーなってるかが気になって。
しかし.......行ってみると哀しい現実が...............
遊園地の廃虚はとうの昔に撤去され、すっかり様変わりしてしまった現在の市民公園の横を、朝の散歩中のジジババの視線を掻い潜り、ジャッキーチェンばりのアクションフェンス越えをしたにもかかわらず.......そりゃねーずらよ!!!
アロサウルス.........土に還ってた.............. 跡形なし ショック
ではその手前にあったステゴザウルスは...............土に還ってた................跡形なし 再びショック
この怪しげな十字架のジャングルジムみたいのとヘンテコなトゲトゲオブジェは健在。
そしてさらに奥を探索していると前回来たときにはたぶん気づかなかったトリケラトプスを発見。
ちょっと嬉しくなって触ってみてビックリ。材質は思ったより硬くなくて、よく言えばFRPで
その実は紙粘土みたいだった(藁 耐久性なさそ~~
よくこんなんで30年以上も現存とは逆にビックリだわ。
かつては子供らが上に乗ったり走り回ったりして遊んだであろうに、いまでは誰からも忘れ去られてかわいそう。
十字架ジャングルジムの鉄柱に描かれたヘンテコな模様。このロープはけっこうしっかりしてました。案外腐らないもんなんですね。
それにしてもこいつらがこんだけ普通に原型留めてるのにアロとステゴだけキレイさっぱりと無くなってるのも変な話です。もしかして誰かが撤去した?? いや、こんな場所にわざわざ手を入れないでしょうね。
この場所はなんだか現実世界と隔離されたような空間で、一種異様というか.....それに今回も単独潜入なのでだんだん心細くなってきたので退散することにしました。
今回来てなければアロサウルスがもうないことを知らずにすんだのにな~~とか、体中のひっつきむしを取りながら物思いに耽ってしまった。
やはり知らずにおいたほうがいいこともあるんですね。
思いではそのままで
Posted at 2012/02/07 23:50:58 | |
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廃墟 | 日記