今日は3時に起きて仙台まで往復して来ました。
目的は大日本帝国陸軍大将 今村均閣下のお墓参り。
もうひとつは…不謹慎ですが被災地を自分の目で見てみたい・・・
という2点でした。
7時半に仙台市青葉区にある輪王寺に到着。
想像より大きなお寺だったので自力でのお墓捜索は断念。
お坊さんに場所を教えてもらいました。
お坊さん「ご家族の方ですか?」
私「違います」
お坊さん「自衛隊の方ですか?」
私「違います。閣下に関する本を読んで墓参したいと思いました」
お坊さん「そうですか、是非お参りしてください」
結構私のようなお参りの人は多いとのこと。
それだけ人間的魅力を感じる閣下です。
もうひとつの目的、被災地を自分の目で見る。
何故見たくなったかというと・・・
仙台空港が復活した時に乗客が空から見た情景を涙しながら語っていました。
それも一人ではなく複数の人が。
被災した人ならともかく、乗客には被災とは関係ない人もいるだろうに・・・
そんな情景ってどんなものなんだろう、という好奇心です。
ブログネタにするのはやめようと思っていましたが
現地の惨状がひとりでも多くの人に伝わればと思います。
行ったのは仙台東部道路の仙台東ICの東側(海側)です。
そのエリアに入ると目に入ったのは「何だ。これは!」という情景でした。
信じられないけど現実です。
生まれて初めて「言葉を失う」ってこんなことだと思いました。
テレビで見ている光景ですがその場に立つと全く違う印象です。
涙の訳が分かりました。
自分の目からも涙が溢れたからです。
被害を受けた車両が集められています。
近づくと作業の方に呼び止められました。
火事場泥棒を警戒されているようでした。
正直に
「地元の皆様には物見遊山、不謹慎な行動と思われるのを承知の上で来ました
どうしても自分の目で見たかったのです」
と言うと
「しっかり見て帰ってください」
と言われました。
その方の話によると
「1100年ほど前にも大津波が来た。その時に津波が到達した所に神社を建て、
ここから海側には家を建てるな、と伝えられていたけどみんな忘れちゃうんだよね」
帰って来てから調べると「貞観地震と浪分神社」のことでした。
想定外ではなかったのです。
作業の方に許可をもらって撮影しました。全部新車だったそうです・・・
Posted at 2011/05/14 18:12:35 | |
トラックバック(0) | 日記