「俺色」に染めてみる。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
廃車にする事にしたネスタに代わり急遽次の車を買うことになったのですが出した条件は今となっては絶版となったスバルオリジナルの軽で四駆、MT、ABSとかなりハードルの高いものでした。近場では見つからず何とか神奈川から行けそうな範囲で長野と愛知の二台に絞られました。このうち愛知のステラに注目して現地まで見に行きかなり状態が良かったのでその場で契約してきました。事前にネットの写真を隅々まで見て前オーナーの人物像やコンディションを推察しましたがほぼ思った通りだったからです。最高の一台と言いたいところですがひとつだけ問題がありました。それはボディカラーがピンクだったという事です。 野郎にはちょっと厳しい色ですw
2
ピンク色というのがちょっと引っ掛かりましたが逆説的に言うとそういう色を買う人間というのは割りとイメージしやすくオーナー像を推察しやすかったです。まず女性というのは間違いないでしょう。
加えてこの車には純正ナビ、バックモニター、バックソナー、本革ステアリングカバー、イグニッションキー照明、シートアンダートレーなど純正オプションが多数装着されていました。記録簿を見ると毎年ディーラーに点検も出していたようです。
それらの材料から導き出した前オーナーの人物像は「車にお金を使う事に抵抗のない金銭的余裕のある年配の女性」と考えました。走行距離も9年で5万キロ未満と少なかったので普通にオバチャンの買い物車ってところでしょう。
3
この車は今どき珍しいMT仕様です。すっかり忘れていましたが今のMTはクラッチペダルを踏み込まないとセルが回りません。ブレーキペダルと同じようにペダルの上にスイッチがあるのですがスイッチに入っているカプラーを抜き写真のような配線をジャンプするカプラーを作成して装着して機能をキャンセルしてみました。勿論これは自己責任になります。
4
このテの生活四駆は当然雪国か寒冷地で使われていたと考えるべきでしょう。この車も調べたら長野の諏訪あたりで使われていました。冬になれば凍結防止の為道路には盛大に塩カルが撒かれますがこれは車にはよくありません。下廻りに付着したままにしておくと錆が酷くなってしまいます。この車もまずはそこが気になりましたが手入れを怠ってなかったのか下廻りの状態も極めて良好でした。ただ全く錆が出てない訳ではなく鉄板の合わせ目等に錆が発生してました。錆の上からそのまま錆止めを塗っても内部に進行したら意味が無いのでまず錆転換剤を塗ってから錆止めを塗ってみました。ラジエータ前の下の部分の錆がまず気になったので思いきってバンパーをはずしてみました。前任のネスタは錆の状態が酷くエンジンが壊れる前にも下廻りに致命的な錆が発見されたのでそれが教訓となりました。
5
もう一台のR2にはインパネのパネルに自作のスマホとタブレットのホルダーが装着してあります。同じ物を作るのは可能ですが忙しくて時間がないのでとりあえずR2のパネルとそっくり交換しました。このステラは基本的に通勤用ですが冬場は雪国に遊びに行くのにも使うのでR2の出番が少ない冬の間はこのまま拝借しておきます。
6
自分の車では伝統的に青いデイライト(法規的にはその他の灯火類)を装着しています。手元にボルト型のLEDランプが余っていたので装着してみました。ボルト型ということで当初はバンパーに直接穴を開けて付けようと考えてみましたがいざやるとなるとちょっと勇気が足りませんでしたw なのでバンパー開口部のギリギリ外側に自作のステーを介して装着してみました。
非常に明るく周囲へのアビールもバッチリですが夜は非常に眩しいです。対向車への迷惑となるのでライトオンで減光する回路を組み込んであります。
7
この車は「車検二年付」で買いましたがそんなに大した整備はしてないようでした。まあ諸費用の中に整備代はなかったのでそんなものでしょう。普通の中古車屋に多くを求めてはいけません。オイルは一応交換したようでしたが量を見たらかなり入れ過ぎでしたw 只で入れるオイルなどフラッシングくらいの役にした立たないと考えているのでペール缶で確保してあるWAKO'S プロステージS 0W‐30に交換。ブレーキフルードも交換してなかったので交換。このまま何も考えずに次の車検まで乗ったら4年以上もフルードを替えないことになるので元プロからすれば恐ろしい話です。
8
ブレーキも分解清掃。R2ではもはや懐かしい純正パッドが付いてました。まさか新車から一回も替えてないなんて事はないと思いますが替えたとしてもディーラーでやっていると思うので問題はないでしょう。ローターは既に錆止めが施されてましたが汚れを落として耐熱チタンカラーで塗装。キャリパーをゴールドで、ハブナックルをシルバーで塗装してR2とお揃いにしてみました。
全くのノーマルの車を自分好みに変えていく作業はDIY好きには楽しい作業です。
最初はピンクのボディカラーにはちょっと抵抗がありましたが1週間乗ってだんだん馴染んできました。
今となっては貴重なスバルオリジナルの軽なので自分好みにカスタマイズしつつ大事に乗っていきたいものです。
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