昨年の初めに取り付けをしたツイーターになります。
ゆうさくクン号は純正の標準オーディオ搭載モデルになるので、ハイファイオーディオモデルに搭載されているようなツイーターは付いていません(^^;)
スピーカーは4枚のドアに付いているフルレンジユニット4つと、運転席下に付いているウーファーのみ(ツイーターがないのに純正でウーファーが付いているってのもなんかスゴいな、とは思うのですが)。
よくF30の純正オーディオは「ラジカセの音」なんて揶揄されるぐらいに哀しい音でしか鳴らない、なんていう話はよく聞くのですが(^^;) ワタシはそこまで酷いとは思わないんですけども(苦笑) でもまぁ決して「いい音だなぁ〜」と褒められるようなモノでもないのは確か。
ウーファーが付いているので低音はけっこういい感じで鳴るんですけども、やっぱり相対的にツイーターがないぶん、中高音域が弱いな、と感じてしまうんですね(^^;)
ワタシは車内の音楽は99%以上、使っていない古いiPhone4をUSBインターフェースに繋いで聴いているので、このiPhoneのイコライザー機能を使って中高域を持ち上げてやり、さらにカーオーディオでも適宜中高音域を持ち上げ気味にするなどして聴いていたのですが・・・それでもやっぱりこう、ナットクできない部分もありました。
ということで、やっぱりキッチリと聴くためにはツイーターは必須だろうと考え、ポン付けのツイーターキットを探してみたのですが・・・後付け感もなくキレイに取り付けが出来るようなタイプの製品がなかなか見つからない、かといってBMWにベストマッチするような車種別のグレードアップスピーカーキットとなると10万円クラスのお値段になってしまいます(ちゅど〜んっ!)
ツイーターを付けたいっていうだけで10万円以上の出費というのはちょっと(滝汗) って感じだったので、ディーラーさんで相談してみたところ、徳島のBMWディーラーさんが電装品やカーオーディオの取り付けなどをお願いしている業者さんということで徳島市内のシンフォマージというお店をご紹介してもらえました。
このお店はオーディオに限らず、クルマの電装品やカーフィルムの貼りなんかもしてくれるところのようで、ワタシもゆうさくクン号の納車前にセキュリティやドラレコのインストールをこのお店でやってもらったようです(ディーラーさんから下請けでやってもらったので当時のワタシはこのお店で取り付けがされたってことは知らなかったのです)
さっそくこのお店に相談に行ったのがもう3年前(^^;) ツイーターを取り付けたいのです、ということで相談したときに紹介してもらったのが今回ご紹介するパークオーディオ製のツイーターというわけ。
このツイーター、セットで7000円というリーズナブルな価格なので、その場で即決しそうになったのですが・・・コイツがいろいろと面白いスピーカーでして(汗)
まず、これはカーオーディオ用のスピーカーではありません(爆)ホームオーディオ用の製品なんだそうです。
いわゆる高級オーディオ用、しかも既製品として売られているスピーカーではなく、エンクロージャやスピーカーを別々にチョイスして組み合わせて作り上げる、自作スピーカー向けのキットだったんですね(爆)
シンフォマージのマスターのお話を聞いていると、そもそもホームオーディオ用のスピーカーとカーオーディオ用のスピーカーっていうのは基本的には同じだけども、カーオーディオっていうのは耐寒性、耐熱性、そして耐衝撃、防水性など車内という過酷な条件でも壊れないような構造になっている必要があるけれども、ホームオーディオはそれほどでもない、っていうところが大きな違いなんだそうです。
このツイーターをクルマに取り付けるに当たっては、F30だと純正OPのツイーターが取り付けられる場所に組み込むことを前提とすれば、カバーが付くので雨が当たることも考えなくていいし、温度への耐性もホームオーディオのレベルがクリアされていればまず大丈夫、っていうことらしく、あとは取り付けにあたって筐体の一部を削ったりという加工が現場合わせて必要になるぐらいで問題はない、とのことでした。
そして何よりも問題だったのは・・・そのままスピーカーの配線の途中に割り込ませるだけではツイーターの音が勝ちすぎてしまい、とてもじゃないけどもマトモな音では鳴らないため、これまたワンオフで調整したネットワーク回路を間に入れてツイーターのパワーを調整する必要がある、っていうことなんですね。まぁカーオーディオでも高級なモノになると専用のネットワークを組んでそれぞれのスピーカーの特性だとか音量なんかを調整するのは当たり前なのでしょうけども、それをやってやる必要がある、ということなんですね。
この専用ネットワークの組み込みと調整も必須の作業となり、さらに純正のツイーターカバーや配線(やはりそれなりに値の張るいいケーブルを使用するようです)など一式のお値段は5万円(!)というお見積(どっか〜んっ!)
正直なところ、7000円のツイーターを取り付けするのに総額で5万円のお値段がかかるってのは当時のワタシには驚愕以外の何物でもなかったため、とりあえず保留ってことでそのときには取り付けはしなかったのでした(^^;)
その後、2年の間悶々と悩み続け、資金的に余裕が出来た時を見計らって取り付けをしてもらったのでした(^^;)
なんせ純正OPのツイーターと同じようにサイドウインドウの根元というか、Aピラーの根元あたりにカバー越しに取り付けられているので存在感はほとんどなく、まるっきり純正状態の見た目ですので違和感はゼロです。
そしてそのツイーターの効果たるや・・・こればっかり実際に聞き比べないと表現しづらいのですが、やはり別物のようないい音になりましたね〜(*^_^*)
ただ、「激変!」と表現していいのかどうか・・・全体的に音がクリアになったというか透明感が出たというか、空気感のある実にいいナチュラルな鳴り方をするんですよ。
ヴォーカルの声が透明で、目を閉じるとそこで歌っているかのような、といいますか。
そしてやはり中高音域がしっかりと出力されるようになったので、それまでの中高域を無理矢理イコライザで持ち上げていたセッティングではいかにも不自然な感じになってしまい、イコライザを無効にしてフラットな状態にしてみたら・・これがとってもいい感じになりまして(^o^) まさしくシンフォマージのマスターがネットワークを調整して作り出した音場がとっても自然でいい鳴り方をしてくれるっていうのがよく分かるんですね。
さすが本職は高級ホームオーディオの製作と販売っていうだけのことはありますよ♪
今回このツイーターを取り付けたっていうのは車種専用のトレードインスピーカーセットよりも安い、ってこともありますが、何よりもBlogネタ的にもF30用のものをポン付けするよりも面白いだろう、っていうこともあったわけです(爆) そういう意味ではスピーカー丸ごと入れ替えて10万円オーバーのコースではなく、フルオーダーでツイーターを取り付けたっていうのはあんまり聞く話でもないので、ネタ的にはよかったのではないかと(笑)
そしてトレードインのセットの半額以下で満足のいくいい音が手に入った、ということなので、今回のツイーター追加はまずは正解だったかな、と思ってます。
まぁ実際のトコロ、追加した当初はそれまでとはかなり違ったいい音に大満足でいい気分で聴いていたのですが・・・1年経った今ではその音が当たり前になってしまい、とくに何も感じなくなっちゃってるんですけどね(苦笑)
とはいえ、今でも不満なく車内で音楽を楽しんでいるので・・やっぱりそれなりにいい音で鳴ってくれてるんだと思います(^^)
もちろんカーオーディオなんてのは上を求めれば際限ないですから、このあたりで満足できているならそこで止めておくのが吉、ですしね(苦笑)
というわけで、ホームオーディオ用ツイーターをワンオフ加工・調整してネットワーク追加して取り付ける、なんていうちょっと変わったやり方もアリ、というお話です(^^) あまり一般的ではないですけども、一般的ではないが故に「他とは違う」のが大好物で天の邪鬼なヒトにはけっこうオススメかも(笑)
あ、ですので今回のは定価っていうのはスピーカー単体のお値段で、購入価格ってのは付随して必要になるパーツや機材、そして取り付け費用に調整費用など全てトータルの価格(消費税なし)ってことになってます。
関連情報URL:http://parc-audio.com/shop/products/detail.php?product_id=118
定価 | 7,035 円 |
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購入価格 | 50,000 円 |
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入手ルート | 実店舗 ※シンフォマージ |
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