目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
2
純然たるハンドツールのみで、DIYによってスタビを取り付けるというのは、それなりに挑戦する価値がある試みではないかと思います。
しかーし。ナット類が、固いんだ。人力じゃ、とてもとても微動だにしません。
そこで、ジャッキを使ってナットを緩める作戦です。普通ならこれでどんなナットでも緩むはずなんですが……。
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あまりのナットの固さに、次々に破壊され死去されるハンドツールの数々。
こりゃー、いかん。
作業を一時中止して、ドイトに工具を買いに行くことにしました。
我が家からドイトまでは、10分ちょい、なんですが、それは車に乗って行った場合の話です。
今、車はジャッキアップされ、一部のナットが外れた状態。
これでは、車を使うことはできません。
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で、仕方ないから、歩いて買いに行きましたよ。
片道45分。往復2時間弱。
買ってきたレンチは、ご覧のように長さも長いし柄は角材みたいで太くて真っ直ぐで頑丈です。
(写真下側は死亡したレンチ。上の写真とは縮尺が違うので、新しく買った方の迫力が表現できていませんけど)
ジャッキで動かしても、変形も壊れもせず、平然と固かったナットを緩めてくれました。
ハンドツールで挑戦される人は、こういうのを、あらかじめ買っておくと、作業の最中に突発ハイキングに行かなくても済むと思います。
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スタビを取り付けるブラケット。
ヤフオクで買ったスタビに附属していました。
取り付けは、既存の補器類を一部外さなくてはいけないので、やや面倒ですが、たいした苦労ではありません。
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それより、なんだよこれ。設計ミスじゃないんですか。
後輪のラテラルリンク(前側)を交換しようと思ってボルトを抜こうとしても、ドライブシャフトが邪魔をして、どうにもこうにも抜けないんです。
しかたない。
前側のラテラルリンクはこのまま生かし、後ろ側のラテラルリンクだけ、スタビが付く品物に交換して、お茶を濁すしかありません。
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でも、まあ、なんとか取り付けることに成功しました。
さっそく試運転。
駐車場を出た瞬間。早くも違いに実感しました。
後部がブワワンと揺れないんですよ。
その後も、右に左にハンドルを切りまくりましたが、なんということもなく、車は指示通りに走ってくれます。
そうなんだよ。これがインプレッサ本来の走りなんだよなー、と、大感激しちゃいました。
例えると、生まれて初めてレインXを塗って雨の中を走った時みたいな感動……っていうと、わかる人はわかるだろうかなぁ。いや、ホント凄いですよ。
★これからDIYで作業される方への大切な注意★
ネット上で調べると、後付けでスタビ+ラテラルリンクを付けられた複数の方が、左右逆に付けておられます(間違って取り付けたスタビ+リンクの写真が、複数、ネット上で公開されています)。
しかし、整備マニュアルにもあるように、この写真のように、スタビのリンクは、ラテラルリンクの「下側」で連結されるのが正しいのです。
左右逆に付けると、連結部がラテラルリンクの「上側」に来るので、一見、そっちの方が正しいような錯覚に襲われますが、十分にご注意してくださいね。
上側に付けると、バンプした時にスタビと車体が激しく干渉して、スタビのリンクが破壊される可能性があると思います。(だからリンクはプラスチック系の素材で作られているのかも知れません。リンクが破壊されることによって、車を守るために……素人の深読みかも知れませんが)
ただし、新しいスタビ+リンクの場合は、上側で連結するものもあるようです。この注意事項は、あくまで、古いパーツを流用する場合の注意点ですので、ご了解ください。
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いやぁ……。
手持ちツールのDIYでも、なんとか何でもできるもんですね。
ジャッキとか、ウマとか、その手のものは、タイヤ交換の時なんかに必要なので、いちおう持っていたんですが。
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