メーカー/モデル名 | トヨタ / GR86 RZ(MT_2.4) (2023年) |
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乗車人数 | 4人 |
使用目的 | 通勤通学 |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
5
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満足している点 |
ひと目でわかるスタイルのカッコ良さ。 2.4L水平対向エンジンの太いトルク。 始動時からやる気のあるエンジン音。 高いボディー剛性。 高レベルな姿勢制御技術による安定感。 全グレードアイサイト搭載による安心感。 小径ステアリングのクイックな操作感。 純正シートの程よいホールド感。 液晶メーターのカスタマイズ性。 社外カスタムパーツの豊富さ。 |
不満な点 |
トランク積載スペースの小ささと開口部の小ささ。 大人なら2人が限界であろう車内の狭さ。 オートライトの消灯までが長く手動で消せない。 純正パッドのブレーキダストの多さ。(数日でホイールが黒くなる) トヨタとスバルの合作ゆえに電装品パーツのメーカー別ハーネスに対応品がない物がある。 |
総評 |
ミニバンやらSUVやらが人気になり、 世の中がエコやらカーボンニュートラルやらと騒ぎ出してエコカーやハイブリッドが主流になり、何なら全部EV化して自動運転も…という社会に対して、真っ向から逆向きの風を吹かせる車。 先代から400ccも排気量アップしてエンジンパワーを得るため、ハイオク仕様で燃費も決して良くはない。 積載スペースの幅は狭くトランクの開口部も小さく天井も低いので、大きな荷物はまず載らない。 4人乗りだが後部座席はおまけ程度で大人4人はまず難しく、大人2人と小さな子供2人ならギリギリいけるかもしれない。 そういった点で見ると日常の使い勝手は決して良くはない。 しかし、 そのスタイルを見て、 乗り込んでシートに座り、 スタートスイッチを押してエンジンが唸り、 ステアリングを握って走り出す頃には、もうそんな不便さなどどうでも良くなってしまいます。 クルマ好きなら思わずニヤッと笑顔になれる、ただただ走る楽しさを追求したピュアスポーツカー。 天井が低く車両上部を徹底的に軽量化した結果で得られた低重心。 積載スペースやトランク開口が小さい分だけ得られた高いボディー剛性。 低重心かつNAながら太いトルクを発生し、過給器を後付けすれば簡単に300馬力を超える2.4L水平対向エンジン。 そのパワーをFR駆動で路面に伝える。 それらを僅か1.3tを切る車体に載せ、さらに高い制御技術を投入して姿勢制御も行う。 これほどまでのポテンシャルを注ぎ込み、価格も最上級グレードで360万円を切るガソリンエンジンのピュアスポーツカーは、 今も他に無いし、今後も出てこないと思います。 |
デザイン |
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スタイルは間違いなくカッコ良いです。
それでいて各社からエアロパーツも豊富に出ており、さらなるカスタマイズも楽しめます。 内装は高級すぎず、チープすぎないバランスの良さ。 完成度が高ければカスタムする必要がなく、チープすぎればカスタムする気もになりませんが、 このバランスの良さゆえに自分好みでカスタマイズする楽しさがあります。 |
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走行性能 |
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直線は速すぎず遅すぎないベストバランス。
速すぎないと言ってもパワーは必要充分で、街乗りでフルスロットルでアクセルを開く機会などまずないでしょう。 高速道路で6速の100キロで走っていても、僅かにアクセルを踏み足せば余裕でグイグイ前に進もうとします。 フジのストレートではあっという間にスピードリミット(180キロ)に到達しそうなイメージです。 コーナリング性能も高く、 高い剛性と低重心にFR駆動が効いて気持ちよく曲がります。 悪路には弱いですが、その分をTRCやVSCがしっかり補助してくれるので扱いやすいです。 MT車には坂道発進の補助もついており、坂道停車後の発進でブレーキを離しても後方に下がりません。 さらに全車にアイサイトが標準搭載され、走行時の安全性もしっかりしています。 |
乗り心地 |
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正直、足は硬めです。
ただ、単純に硬くてゴツゴツしたり減衰が追いつかずに揺れ続けるような足ではありません。 凸凹を拾った最初の衝撃は強く感じますが、戻りはしなやかでマイルドです。 また静粛性はスポーツカーに求めるものではないように思います… |
積載性 |
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総評にも書いた通り、
トランク開口部の小ささと荷室の狭さと天井の低さで、大きな荷物はまず積めないと思ったほうがいいです。 長物ならリアシートを倒すことで載せられると思います。 人も大人なら2人が限界ではないかと思います。 後部座席を買い物袋やカバンの置き場と割り切れるなら、スポーツカーとしては許容できる範囲だと思います。 |
燃費 |
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NAの2.4Lでパワーを出すので燃費は諦めましょう。
ただ私的にはこのくらいの車ならこの程度(リッター10キロは走らないもの)だろうと思います。 |
価格 |
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このスタイルとスペックと装備で400万に行かない車はもう他にないと思います。
走る楽しさやカスタマイズする楽しさが味わえるピュアスポーツカーに乗りたい人にとって、この車には価格を遥かに超えた価値があると思います。 |
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