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イイね!
2013年06月23日

GRIP THE GROUND PAJERO

GRIP THE GROUND PAJERO 皆さんこんばんは^^

今日は、久しぶりに GRIP THE GROUND PAJERO 、2代目の記事を書きますよ!

今回で、この記事シリーズ第6弾となります。

それでは・・。



                 アウトバーンのセンター車線を走るために。





スイスのお山の大将から・・・。

海外企画部からこんな話が持ち込まれてきた。初代パジェロがヨーロッパでどのように受け入れられているか、上流階級が過ごすというスイスのあるスキー場を観察すると、なんとアウディクワトロよりもレンジローバーよりも、パジェロが一番人気を博していたという。しかし、この話にはオチがあった。スタッフが溜飲を下げて帰路に着いたとき、あのアウトバーンでは右端の車線しか走れず、何台ものアウディにやすやすと追い抜かれた、というのである。パジェロはオフロード4WDのなかでは、すぐれたオンロード性能を誇っていた。しかし、お山の大将で終わりたくはない。アウトバーンでも、センター車線を愉快にクルージングできないものか。それが、開発スタッフ全員に共通して課せられた大きなテーマであった。それはまた、従来のオフロード4WDの常識を打ち破ろうとする挑戦でもあった。





4WDのパジェロが4WDで高速を走る

まず駆動方式では、4WDならではのメリットを生かした高速走行をするために、スーパーセレクト4WDはぜひとも必要なコンポーネントだった。センターデフとビスカスカップリング(VCU)を組み合わせた、現在の乗用車における高速・高性能4WDの主流をいくこのシステムは、パジェロの高速走行性にも大きな効果を与えてくれた。しかもエンジンは、オフロードにおいて重要な低回転域での性能を犠牲にすることなく、高回転域でのパワー&トルクを大きく向上させている。こうして4WDの王者が、ハイウェイでも4WDによる豊かな高速クルージングを可能としたのだ。


サンドシェイプフォルムが風を手なずけた。

次は風との挑戦だ。速度を増すほど目の前に立ちはだかる空気の壁を、いかに切り裂いていくか。そこで、全高を低くして全面投影面積を減少させ、ノーズやフロントウインドのスラント化やウインドまわりのフラッシュサーフェイス化などを実施。パリダカからのフィードバックはもちろん、幾度もの風洞実験やコンピュータによる空力解析により、従来のオフロード4WDの常識を超える約13%ものCd値低減を達成した。しかもこうして、ひときわ高速走行が可能になると、いままでは気にならなかったことも気になるもの。そこで、高速周回走行テストを何度となく重ねながら、風切り音、空気の吸出し音など、根気よくひとつひとつ不具合を解消していった。時にはバッグドアにスキーラックとスキー板を装着してのテストまで行い、バックドアそのものの強度を見直すデータとしたのである。




ピタッと安定した高速クルージングのために。

さて、もっともパジェロが従来のオフロード4WDの常識に挑戦した部分といえば、その足まわりだろう。低重心のボディバランスとともに、トレッドとホイールベースを拡張して走行安定性の基礎を確保。そして、マルチモードABSとのマッチングを図りながらキングピンオフセットを減少させ、直進安定性と制動安定性をともに向上。さらにショックアブソーバの減衰力特性など細部のリファインを重ね、時速150キロのスピードで巨大扇風機が待ち受ける横風の壁に突入するテストを繰り返した。さらに、この高速安定性の練磨とともに鍛え上げられたのが、そのオンロード走行におけるハンドリング性能であった。


走りの感性領域のレベルまで進化した。

ドライバーがハンドルを切ると、その回転力はステアリングギアボックスを介して前輪の方向を変える。すると前輪にコーナリングフォースが発生し、その力は前輪サスペンションを通じてフレームに伝わり、ヨーイングモーメントが発生。こんどはそれが後輪サスペンションを通じて車体に返される。ここで初めて前後のコーナリングフォースが合成され、車の回頭性を生む。その応答はステアリングとシートを通じて、ドライバーに伝わる。すぐれた走舵応答性、意のままのハンドリングとは、この一連の動きの安定した素早さをいう。従来のオフロード4WDでは、その車高の高さやロールの激しさのため、そこにかなりのタイムギャップがあった。しかしパジェロは、この領域でスポーティカ―の開発プロセスをそのまま課せられることになったのである。それは厳しい妥協のないタスクであった。伝え聞くところによると、細部への高度な調整を施す過程では、何度も何度も転倒したという。そしてある日、実験部の一人が興奮しながらこう語ってくれた。「いままでのヨンクじゃ想像もできなレベルまで完成したよ。人間の五感にほんとうに素直なクルマだよ」


快適性の秘密はここにもある。

足回りでもうひとつ。パジェロでは初代より引き継がれた乗り心地の良さを、さらにレベルアップする課題にも克服した。悪路走破性を高めるホイールストロークの拡大は、オンロードでは乗り心地にも大きく寄与する。さらに最適に調整した非線形特性のテーパーコイルスプリングを採用して、乗る人の数や荷物の大きさにかかわらず、ハイレベルな乗り心地を実現。きっと、ハイウェイでの走りに、大きなやすらぎを感じ取っていただけるだろう。



以上、今日のやまぬこのブログでした♪
GRIP THE GROUND PAJERO の記事は毎回書いていて思うんですが、今とは違う用語の言い方になんだか時代を感じてしまいます(笑)


今日のパジェロ壁紙!クリック!
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Posted at 2013/06/23 21:52:23

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