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Avensistの愛車 [マツダ Mazda 6(海外モデル)]

整備手帳

作業日:2021年10月13日

13万4323キロ テールゲートの水漏れ修理 その4

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
>>> その3からの続きです。

 申し遅れましたが、こちらが新しいワイパーブッシュです。ブッシュといっても、ガラスと車体とモーターの軸をつなぐ部品です。

 部品番号はTD11-67-407Aで、アテンザはもちろん、アクセラやCX-9そしてCX-5などに幅広く使われています。

 値段は約1350円(消費税20%込)ほどでした。

 耐久性はそれほど期待できません。CX-5などの掲示板では早い車だと5年でだめになるらしいです。

 ゴムのため車の保管環境や使用環境などによって変わってくると思いますが、定期点検項目に追加です。

 またこれらの車種にお乗りの方は、外からでも確認できますので、リアワイパーの根元のこの部分の目視点検をすると良いかと思います。
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このブッシュのはめ込みはテールゲートの一部に、かます形で装着するため、内側から外へ押し出すように取り付けます。

 ただでさえ、防錆がなってない車のため、錆を防ぐのと装着を容易にするため、リチュームグリスを穴の周辺に吹き付けました。
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いよいよワイパーモーターの取り付けをするわけですが、今回のブッシュが引きちぎれた原因は、ブッシュに劣化が生じ、少量の水がだんだん軸を錆びさせ、錆とブッシュの一部が合体に成功。しかしワイパーの作動により、そのコラボも虚しく引きちぎれて、一部がもげてしまったと推測されます。

 仮組段階で、ブッシュとワイパーモーターの軸はかなりガブガブで防水はワイパーアームの締め付け部のみに頼っている設計のため、いつかまた何らかの理由で水が侵入するのを防ぐのと、再びブッシュと軸が合体するのをふせぐために、ゴムを侵さないシリコン・グリスをたっぷり塗布しました。
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モーターが装着されるとこんな感じになります。

 同じ系列のフォードはこのブッシュの部分が出べそ状態になるようになっており、水が溜まらないような設計ですが、マツダはこのガラスとブッシュの間に水が溜まるようになるため、ブッシュが劣化すると凍結などで亀裂に進展する可能性が考えられます。
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そして、いつものお決まり、アームを装着する前に、ネジと根元の部分に固着防止のため銅グリスを塗布します。
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ナットを締め付け、ワイパーの作動確認をします。
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そして最後にカバーを取り付け作業完了となります。
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おまけですが、これが今回使った内装はがしのための工具です。昔はこんなのがなくても、大丈夫だったのですが、だんだんネジを使わない傾向がつよくなった最近の車においては、この工具はほぼ必需品といえます。

 価格もそれほどしませんので、持っていて損はないと思います。

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この記事へのコメント

2021年10月19日 9:48
私の個人的な判断ですが、ダイハツ車のゴム部品は駄目という烙印を私は押していますが、この部品から、マツダも類似のように思ってしまいます。

5年で駄目とはちょっと頂けません。ゴム部品はとても奥が深く、耐久性を良くするためのKNOW-HOWをメーカーは内緒にしていますね。私自身、ゴム部品で困り果てたことがあります。そのゴム部品を作っている部品メーカーさん曰く、材料の生ゴムは天然材料ゆえ、気候条件等でいろいろと振られますからとのことでした。でも、もう1つのメーカーさんの製品は安定していました。

また、しっかりとした耐久試験をマツダはやっていないように私は思ってしまいますが、耐久性のあるゴム部品を作れるメーカーを確保することもマツダは必要かもですね。
コメントへの返答
2021年10月19日 19:36
コメントありがとうございます。

本当にその通りだと思います。先日ご伝授いただいた電磁波の件もそうですが、様々な分野においてメーカーとしては詰めが甘いです。技術やデザインは現代なのですが、耐久性という点においては70年代の車レベルです。旧車の集いなどで仲間との話題に出てくることが、それらの車より40年近くも新しいこの車では起きています。

その反面、変なところにコストをかけており、トヨタ感覚ではありえません。たとえば、灯火装置類、ヘッドライトは片側だけで6種類、テールランプはワゴンだけで片側8種類もあります。部品点数を減らすため統一すればいいのにと思います。しかも中国製で、内部が結露します。

マフラーも無意味な2本出しで、交換時は社外品でも片方が今の為替で3万円ほどするため、両方で6万円近い出費になります。軽油車は途中で1本になり、バンパー片側の穴を埋めるプレート装着で対応したみたいですが、ガソリン車は生産終了まで2本出しでした。しかも、ガソリンがこれまた3種類、軽油車は4種類もあり、部品点数ならびにコスト削減はシカト状態です。

しかもこれをリーマン・ショックの直前直後にやっています。

そして肝心な防錆などは皆無に近い状態でそちらにコストかけてほしかったです。

その他にも色々ありますが、やはり経営難に陥る企業はそれなりに原因があることがこの車を見てて感じ取れます。

プロフィール

 物心ついた時から車が大好きで、1991年以来、イギリスに在住です。  仕事は主に自動車関連の書籍(整備書・取扱説明書など)の翻訳やコンサルタント業務をし...
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