ドアミラー開閉不良対応

最近ドアミラーが不調です。
エンジンオンで自動的に開くはずが70%あたりで止まったりします。これが最近左右ともに頻発するようになりました。
乗り出して間もなく7年なので小さな不調が出てきますね。

流石に毎回手で押すわけにもいきませんが修理に出すとユニット交換になり片側2万円以上かかりそうなので、まずはDIYメンテにトライ。

モーターユニット内部で破損などないか確認のため、分解しました。

アームの下から3つのネジ（M5x12）を外します。
こちら硬く、かなりナメやすいので注意してください。

※なめたネジはインパクトを使うと結構外せることを知りました。
それでもダメな場合はドリルで頭を飛ばして、残ったネジ山をネジザウルスで抜きましょう。

アームが外れたら赤丸のネジを外します。

これでベースからユニット部が外せるようになります。

続いてミラー可動ユニットを外すため、3か所のネジを外します。裏面のケーブルの取り回しを忘れない様にメモしておきましょう。

矢印のゴムパッキンを外します。小さなマイナスドライバーを使えば簡単にめくれます。
中にコネクタが見えるのでこれを外すとメインのケーブルが自由に動かせるのでモーターユニットのカバーを外しやすい所まで持っていきます。

カバー爪が割れない様慎重にロックを解除して開きます。中にはミニ四駆を思い出させてくれる様な小さなモーターが。基板とセットで引き抜きます。
モーター/基板ともとてもキレイで目視では特に異常はありませんでしたので、モーターの接点だけアルコール清掃しました。

中間ギア→モーターギアの順に外します。
見えているシャフトを持ち上げて外すのですが狭くて外しにくいのでクリップを曲げて作った簡単な治具でシャフトを持ち上げ外しました。

外したギアもグリスをとってチェックしましたが割れ・欠けなく全く問題ありませんでした。

ギアを外したのでヒンジ（開閉の可動部）はフリーで動きます。
ドライバーを写真の場所に入れてテコの応用で左右に動かせますが、かなりの重さを感じました。
若干キシミ音もするのでココが原因の可能性が高いです。
ただ巨大プッシュナットを外すのは不可能なのでこれ以上の分解はできません。

よって写真の位置からkure556を投入、またケース内からミシン油を注油し滑らかに動くまでヒンジを左右にグリグリしました。

注油した油がタレない様に拭きとり、ギアをグリスアップしながら逆手順で組み立てて車両に戻しました。


すると…なんてことでしょう。
開閉時のモーター音が明らかに変わりました。
最近は苦しそうな音しか聞いていなかったんですが、軽い音に変わってます(^ ^)
開閉ボタンにも軽快に応答してくれます。
1週間たちましたがそれ以降左右ともに問題は出ていない様です。

もし同様の現象でお困りの方がいらっしゃれば参考にして頂ければと思います。

※2023年夏右ミラーが閉じなくなってしまい、分解注油とモーター交換を同時に行いました。よく持ったと思います^_^
（左モーターはすでに交換済み）