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ROTARY OF FAMEの愛車 [マツダ コスモ]

整備手帳

作業日:2021年9月11日

冷却系統 圧漏れ点検

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
夏も出口が見え、草むらには秋の虫の音が染み渡るようになりました。
今年はパスしましたけれど、
毎年夏の入り口に冷却水路の圧漏れ点検
行う際に使っている専用器具です。
2
東洋テック(株)の元祖ラジエターキャップテスターです。ラジエターキャップの加圧力、冷却系統の圧漏れ等の点検・発見ができます。27年ほど前、高齢の為廃業した整備工場の社長が何故か私に譲ってくれた物です。ツメ式キャップ小型車用別売りオプションアダプターが全て揃っているのも嬉しかったです。尚この器具は今でもまったく同じ姿で販売されています。
(新品の様にキレイなのは買ったら高価な物だと知って丁寧に使ってたのと、今回撮影するからと
ステンボディをブルーマジックで磨いたため)


昭和製造物、ゲージ表示がPaでなく㎏。私の
世代にはこっちの方がしっくりきます。(^-^)
3
まずはラジエターキャップ自体の単体テスト
キャップの黄色クロメートメッキが色褪せただけで新品に交換してしまうほどなのでまず問題はでないのですが冷却系統チェックは最初にここをやるのがセオリー。
キヤップ裏側を水で濡らした後、アダプターを
セットしてテスターをポンピング、キャップのリリーフバルブの開放圧力を測定、チェックします。
ゲージ外周は回転スライドするようになっており、矢印をコスモスポーツのキャップの規定圧力
0.9㎏/㎠に合わせる。
4
ポンプ本体のラバーシール(密着ゴムパッキン部)はネジ式になっており、十分な気密を保てる高低の高さ微調整ができるようになっています。ここも水に濡らしてからアダプターに組み込み
ます。
5
ラジエターキャップをはめたまま、先端を水平よりやや上向きに持ち上げ(約30度)ポンピング。

最初のポンピング速度のみ1秒間以上に1回
(バキュームバルブを閉めるため)
その後のポンピング速度は遅くても大丈夫です。
(ポンピング速度3秒間以上に1回、一定の速さでポンピング)
この時のテスター表示の最大測定値を開放圧力として見ます。0.9㎏/㎠規定キャップの場合は許容制限範囲は0.74~0.90㎏/㎠。この許容制限範囲を6秒持続すればキャップは良好。
今回テストでは
指針最大値は、ほぼ0.9㎏/㎠でOKでした。
キャップのリリーフバルブは正常といえます。
6
キャップの次は冷却ラインの圧漏れテスト
①冷却水量の規定値確認
(冷時サブタンク1/3)
コスモスポーツの場合はサブタンク側フィラー
キャップにテスターを取り付けます
②テスターつける前にエンジンを十分暖気します。ヒーターコックは開(バイパス水路開通)状態
③エンジン停止、ラジエターキャップのプッシュボタン押して内圧抜いてから外す、テスター取付。
(コスモスポーツの場合はサブタンクに取付)
④キャップ圧力と同じまでポンプアップ
 (ゲージ圧力が下がる時は冷却水路のどこかで圧漏れ(漏れ)がある。
※⑤エンジンをかけ(アイドル)ウォーターポンプを動かす。ポンピングしてゲージ2段階でチェック。
1回目、コスモ規定の0.9㎏/㎠、2回目、規定値より少し上げて1.1㎏/㎠。ポンプから手を離してゲージ圧力が下がらないことを確認する。
7
⑤エンジンかけて0.9㎏/㎠圧掛けの様子。
ゲージ指針は下がらない。
テスト結果は良好です。
こういったテスターを用いなくても
・たいした外気温(高)で無いのに長めの信号
待ちで水温計の指針が90℃位に上がる。
走り出すと下がる。
・なおかつサブタンクの冷却水がほとんど無く
なっている(熱時で1/4程度)時は
冷却系統のどこか圧抜け(漏れ)があります。
たいがいはヒーターホースのエンド部やサブタンク底(下側)バイパスホース取り付け管の基部が多いです。
私の車両は以前いくらチェックしても漏れ箇所が見つからず?最終的にヒーターユニト内部のヒーターコアから漏れていたケースが過去ありました。その時はこのテスターを使って、ヒーターバイパス冷却路をショートカットして測定すると正常になるという探索の結果でたどりついた箇所でした。

製造後半世紀経過の旧車はホースだけでなく、金属部のコア(ラジエター、ヒ-ター)やサブタンクのロウ付け疲弊も盲点として存在します。

過去 サブタンク裏側の圧漏れ発症時の撮影画像がでてきたので追加アップしときます。サブタンクは普段見えない裏側も点検要です。
(画像2枚追加、一部加筆 10.17)
8
器具と一緒に入れ物も引き継ぎした昭和レトロムードのこのブリキ缶もそのまま今も使っています。
花王フェザーシャンプー(粉末)の缶。 幼少の頃、銭湯の番台でこれ売ってた記憶があります。
これ2袋で10円時代だったのですね。
このたび薄汚れていたブリキ缶の内外掃除して、プチプチも新品にし、クラスターゾルでピカピカにしました。


麗しき洗い髪の女性、モデルは何方だったの
でしょうね。(他に由美かおる、岩下志麻、
浜美枝、そして1種だけ男性モデルバージョンもあったらしいです)
クラスターゾルの「昭和の匂い」が一瞬、
コスモスポーツのいるガレージに
立ち込めたのでした。

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「今年の燕カップルは昨年より残存の巣をリフォームして使用開始した模様 ここを巣立った燕かどうかはわからない。人間社会の頭上をかすめ飛びながら「営み」と「育み」をまた見せてくれる。無事にミッションを完了してほしいものです。」
何シテル?   06/12 09:45
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