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2024年05月04日

cleverな小悪魔恋罠アイコンタクト!そして、今から生まれ変わるしろデミちゃん

cleverな小悪魔恋罠アイコンタクト!そして、今から生まれ変わるしろデミちゃん 秋がふけるパン屋の匂い
 始まるのはくるみパンの奪い合い


「揺らぐ青春期待値オーバー」


「先生って面白いこと言うんですね」

彼女はそう言って、少し残念そうな表情を浮かべながら私の前から立ち去った。事実は事実として私の思いとは裏腹に動き、それ以来、彼女から話しかけられることは無くなった。



......



事の発端は先週の木曜日、3時間目の授業が終わった時のことだ。

「潤いのある人生ってなんですか?」

女子生徒のひとりが、休み時間に唐突に私に質問してきた。中老の私の経験値から、家族とか時間などの有無に左右されるなどと答えようかと一瞬考えたが、その場はひとまず回答をはぐらかした。

「その話は来週の授業が終わってからにしよう」

というのも、真剣な表情で聞いてくる彼女に向かってその場しのぎの無責任な回答をするのは気が引けたし、なにより私自身、当たり前のように家族がいて、当たり前のように仕事をして暮らしていて、正直なところそんなことを考えたこともなかったように思ったからだ。
その日以来、私はひたむきに考え続けた。寝ても覚めてもとはこのことを言うのかと、この歳になって初めて感じたくらいに。そして、彼女からの問いかけはどこか哲学的な性格を持っているような気がしたから、休日を待ち、とりあえず図書館に行ってみることにした。私の古くさく固執された観念以外の情報を得るためだ。
図書館に来たのは久しぶりだった。最後に訪れてから恐らく10年以上は経っているだろう。私の住む町にある図書館は建物自体が小さく、それこそ古くさく、天井は低く、薄暗く、目的の本を探すのですら億劫になるようなところだった。

「変わってないなここは」

手を後ろに組みながら、しばらく図書館の入り口あたりをうろうろしてみる。こういうところに久しぶりに来ると、常連客からの刺さるような視線を無駄に感じてしまう。

“あんた見ない顔だね...
 ここはあたしらの縄張りなんだよ
  よそ者はとっとと消えな!”


と言わんばかりの視線を四方八方から受けながら、とりあえず中央の廊下をまっすぐに進んでみた。すると、廊下をずっと進んだ奥の方、壁に突き当たる直前の通路を左に入っていって、そこを少し進んだ先の正面にある本棚に突き当たったら左に曲がり、本棚を右側にしてさらに進み、本棚の交差点に差し掛かったら右側の本棚に沿ってそのまま右に曲がり、曲がってすぐ右側の本棚から数えて3つ目の本棚の通路を挟んで反対側に設置された本棚の上の方の2列に哲学コーナーというのが一応あったから立ち止まってみた。しかし、目でいくつかのタイトルは追うものの、なぜかその時は本を手に取るまでには至らなかった。

「おなかすいたな」

今は10時半、私は空腹だった。それもそのはず、昨日の夜から図書館に行くことばかりを考えていて、朝もそのことが頭から離れずに朝食を食べるのを不覚にも忘れてしまっていたようだ。朝食は毎日欠かさず食べていたにも関わらずだ。朝食はバターを塗ったトーストにきのこマヨネーズ炒めを挟んだサンドイッチと熱々とろとろオニオンスープとコールスローを毎日食べると決めていたにも関わらずだ。
“ぐぅ”と音が鳴りそうなお腹を手で押さえながら逃げるようにその場を後にした私は、隣町にある最近リニューアルされたばかりの新しい図書館へと車を走らせた。

「あ、あの店...」

道中、ふと視線を左前方にやると、私の学生時代からやっている古めかしい喫茶店が目に入った。当時ではめずらしかったピザトーストが人気の店で、私も好んで食べていたものだ。この店のピザトーストは、サラミをのせないのが特徴だ。たまねぎ、コーン、ハート型のピーマン、たっぷりのチーズ、具材は確かそんな感じだったと思う。アイスカフェオレとピザトースト...そんなものでも、当時付き合っていた年上の彼女との楽しい時間を過ごすには十分だった。
そんな昔の思い出に浸りながらハンドルを左に切り、喫茶店の隣の牛丼屋のドライブスルーに私は吸い込まれていった。あまりの空腹さ、本能的にご飯ものを欲していた。今は、パンを食べている場合ではなかった。

「こんなことがあるのか...?!」

休日ともなれば、数台の車の列ができているのをよく見かけるこのドライブスルーだが、今は幸いにも前にも後ろにも車は一台もいない。これはいい。そもそも牛丼屋に来ること自体が久しぶりで、ましてやドライブスルーで牛丼を買うなど千年に一度の奇跡かと思うくらいのことをやっているわけだから、後ろの車からのプレッシャーは避けたいし、ドライブスルー渋滞の犯人にだけはなりたくないと考えるのが普通だろう。そんなことを考えながらトロトロと車を進める。チーズ入りがいいか、キムチ入りも捨てがたいし、いやオーソドックスに温泉卵入りにしようかと、何を食べようか想像を膨らませる。こんなに食事が楽しみになるのなら、空腹というのも悪くない。

『いらっしゃいませー!こんにちは!!』
マイクからずいぶんと威勢のいい挨拶が聞こえてきた。

『ご注文をどうぞー!』
「え、あっ、んー?」
『ご注文をどうぞー!』
「あの、えーと」
『あれ?ご注文をどうぞー!!』
「あー、ぎゅ...」
『並でよろしいですかー?』
「え、並のほかに...」
『牛丼並いっちょう入りましたー!!』
「?!」
『ありがとうございまーす!270円でーす!』

......

本意ではないが、牛丼並盛をひとつ手に入れた私は今、隣町の図書館の駐車場にいる。やっとの思いで手に入れたこの牛丼並盛は、車の中で食べよう。不思議と車を降りようとは思わない。
空腹のあまりはやる気持ちで牛丼並盛のふたを開けると、車内が一気に牛丼並盛になった。芳醇とも言えるこの匂いが、私の空腹を加速させる。勢いよく割った割りばしは変な風に割れてしまったが、それもまた一興だ。小袋でもらった紅生姜と七味を開けることもせず、ひとまず私は牛丼並盛をひと口、口に入れた。すると口の中で牛肉とたまねぎとご飯が踊り始め、まるで牛丼並盛ワルツが耳に届くよう。こんなワルツならずっと聴いていたい。
牛丼並盛を半分ほど食べ進めたところで、私はすでに悟っていた。

「......これか」

満たされるお腹、潤う心、私はこれを求めていたんだ。食べ終えた時、何か...すべてが解決されたような気がして、私は空っぽになった牛丼並盛の容器を見つめた。

「帰るか」


......


休みが明けて月曜日。4時間目の授業を終えた私は、職員室へと続く廊下を歩いていた。

「先生」

後ろから声を掛けられた私は、振り返りながらハッとした。目の前にいるのはあの女子生徒だ。

「先生、今いいですか?」

“ま、まずい...緊急事態!牛丼並盛を食べたら瞬間でなにもかもを忘れて図書館とか哲学とかどうでもよくなってまっすぐ家に帰って趣味の盆栽をいじってから昼寝してた実は!まずいまずいぞ!そういえば質問されてたんだった!確か潤いのある人生って何的な質問だった!何それどうする?!正直答えなんか導き出せてないけどドライブスルーで買った牛丼並盛を車の中で食べるのが至高っていうのだけは確か!!でもそんなことを純真無垢な生徒に向かって答えられるわけがないぜ!!YES!!”

「先生、この間の質問なんですけど...」

きた...。内心は高波が打ち寄せる大荒れの海岸のように壮絶に荒ぶっていたが、表情だけは余裕を見せる。何も考えていなかったことを絶対に悟られてはいけない。どうする...どうする...?!そ、そうか!あの手があった!焦りのあまり忘れてた!その場しのぎの天才たちがこぞって使うあの手でいこう!







あ、ロンパメです。



あと一歩で大人の階段をのぼれそうだったのにその大人のせいでひとつの青春が終わってしまった生徒の親が実は最強モンスターペアレントで「子どもをなめんじゃないわよ!」的な大大大クレームを学校に投げつけてきた結果その対応に毎日のように追われてろくに睡眠もとれていなかった校長がもはやのっぴきならない状況に陥ってしまっていそうでしたが、先日はコンクリートブロッククロスオーバーに行ってきました。







マル秘クル活スポット(言い方)として有名なコンクリートブロックですが、訪れたのは今回が初めてです。コンクリートブロックと言ってもテトラポット的なジオメトリックコンクリートブロックではなく、普通のコンクリートブロックです。なので、避けては通れないなって思いました。で、そんな普通のコンクリートブロックと初クロスオーバーを試みたしろデミちゃんが頑固なまでのコンクリート級のかわいさを手に入れてつまりそれはコンクリートかわいいってこと!

それってこんな感じかも!

(あ!)

えへへ。

(かわいいを発見しました!)

見つかっちゃった。

(そこです!すぐそこにいます!)

逃げも隠れもしないよ。

(本当です!すぐそこです!)

コンかわ。

(あ、ただのコンかわでした)

さて、ここで忘れてはならないのが、前回のブログでお伝えしたテカテカホイールの存在です。

☆前回の「ルのコー! fever! 」ブログはこちら
bitterな感情読み取ってラブ!自分の力で最後までやるわ!しろデミちゃん

来週、ついに、とうとう、ようやく、かわスタ哀愁plusなしろデミちゃんから脱却します。かわいいしかないしろデミちゃんへと変貌を遂げるのです。来週が楽しみですよね。つまり、かわスタ哀愁plusなしろデミちゃんもしばらくバイバイですよね。
なので、「かわスタ哀愁plusなしろデミちゃんを思う存分味わうがいいわ!」ってこと。

こんな風にね!

(十分かわいいけど!)

こんなもんじゃないよ!

(もっとかわいくなれるの?!)

見てなさい!!

(うんうん!)

もうすっごいんだから!!

(なんとぉー!!)




“小さな幸せと抱えきれない現実
 それでも僕たちは一緒に生きていくと決めたんだ”



え?ちょっとだけ見たい?
だーめ。来週見せるって言ったよ?
もうちょっと待っててね、うふふ。

もうすっごくかわいいんだからしろデミちゃん。


ロンパメバーグ
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2024/05/04 08:22:33

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