ヘルメットロック　ホンダ　ワンキー化　その2

ホンダの鍵を使えるようにするためにはシリンダー内部を削る必要がある。

なんか絶望的に面倒くさくなり、
やーめた、と
一度は元の状態に組み戻してみるも
やっぱりなんかモヤモヤしますね。

さて、
シリンダーの鍵を受け入れる金属のスリットを削りますかな。

必要な道具はとにかく細い場所を削るためのヤスリ。

この作業にはこれ以外ないでしょうというドンピシャがダイソーにありました

シリンダーの銀色のカバーを取り外しての作業のが良いのですが、3、4箇所をかしめており、これを外すのは断念。

鍵穴からや、外側からやすりを差し込んで削ります。

鍵穴に埃が入らないようにするバネ式の蓋を竹串で広げておいて、その隙間にカナヤスリを差し込んでゴリゴリ。

歯磨きのごとく
右上の歯、右下の歯、左上の歯、左下の歯
前歯、奥歯
どこかが偏って削れすぎないよう、回数や時間を意識しながら削ります。

どこの箇所をどのくらい削れば良いか、は、正直全くわかりません。

削ってみては鍵を差し込む、の、繰り返し。

私は2時間くらいは削ったと思います。

けずっていると、最初は全く入らなかった鍵が、少しずつ、少しずつ奥に入っていくようになります。

鍵の先端がどんつきまで届くまで削ります。

本当に気の遠くなる作業です。

大抵の人はこの時点でホンダの鍵のワンキー化は諦めるのではないでしょうか。

根気よく続けるコツは
晩酌でもしながら、のんびりやることですね。

ホンダの鍵が奥までささるようになったら、あとは難しい作業はなく、バネとプレートを取り付けて、ホンダの鍵を差し込んだ時にプレートがシリンダー表面からはみ出る部分を削るだけです。

プレートは真鍮製でしょうか、とても柔らかいので簡単に削れます。

このように目で見てだいたいフラットになったら、
シリンダーを本体に戻して、
シリンダが20度くらい回転するか、
引っかかりがないか、
シリンダーが回らない場合は、どのプレートが支障になっているか、

つけたり外したりしながら削って行きます。

その時、くれぐれも小さなバネを無くさないように丁寧に作業してください。

はい、出来上がりです。

この時点になると、すでにこの鍵の構造が理解できているので、出来上がりの判断は明らかです。

はい、元の取り付け位置に戻しました。

理想通り、車体キーを持ったままスムーズにハンドルロックを解錠が可能です。

手間暇かかりましたが満足いく作業でした。

もう一回やりたいか？とは聞かないでね