デカングーKWK4M バッテリー交換　Panasonic Caos 66-25H

デカングーKWK4Mのバッテリーを交換します。
新車時から5年、距離は4万km強と短いですが、最近低温時のクランキングが弱くなってきましたので、3月の車検を前に予防的に換えておきます。

作業手順は、必ず最初にマイナス側のターミナルを外し、その後にプラス側のターミナルを外します。マイナス側をつないだまま作業すると、工具でショートしたりするので危険です。

この車では、バッテリーの前側中央下部にある二面幅13のボルト（TORXも使用可能）でバッテリー筐体を止めています。ソケットレンチに150mm以上のエキステンションバーが有ると作業しやすいでしょう。

さくっと外れました。新車装着がイタリア製FIAMMのバッテリーでしたが、5年間全く問題有りませんでした。
イマドキのバッテリーは取っ手がついているので運搬楽ですね。右側についている排気ブリーザーパイプと、保温用のお布団は外して再利用します。

交換用新品は国産に期待してPanasonicのCaos 66-25Hにしてみました。
純正とほぼ同寸です。
なおデカングーはロットや仕向地でバッテリーが異なりますので、外寸を良く確認する必要があります。取付方法とバッテリーサポート形状の関係で、タテヨコ寸法の異なるバッテリーを装着する場合は加工が必要です。高さ寸法は比較的自由が効きます。

建機や農機では良くあることですが、プラス側のターミナル接触面に腐食がありました。
腐食予防策としてターミナルにグリスを塗布します。普通のシャシグリスで十分機能します。グリスを塗っても、ちゃんと締め付けすれば導通不良にはなりません。
バッテリー端子の腐食原因は、硫酸の結晶化（サルフェーション）や電食など、いろいろ有るようですが、グリス塗布で或る程度は防止できます。

お布団と排気ブリーザーパイプをつけて、元通り装着し、固定金具とボルトを締め付けます。バッテリー筐体は樹脂なので締め付けはほどほどに。
最後にターミナルを取り付けてできあがりです。

使用済みバッテリーは、販売店さんの回収サービスに送り出します。便利な時代ですなあ。