茶房 わらび野
今年の7月にオープンしたカフェだ。福岡市民なら一度は行った事があるはずの、山頂からは福岡市の全貌が眺められ、ハングライダーの基地にもなっている若杉山の中腹にある。
ひたすら山頂を目指し、やや細めの登山道を登る。案内標識は全く無いが道なりに進むと前面ガラス張りコンクリート造りの美術館風の建物が現れる。看板は無い。知らない人はカフェだとは思わず素通りしてしまうだろう。道路わきの駐車場には10台程停められるが、道路とのアプローチにかなりの勾配があるので、車高を下げた車は注意が必要だ。
建物に入る。そこはまるでホテルのラウンジだ。広々とした空間に、さらに天井までのガラス張り、10mは有るだろうか、一枚板のバーカウンターが窓に面して設えてある。
2階に案内された。さらにゆとりの空間が広がっている。グランドピアノがさり気なく置いてある。全面ガラス張りの向こうには、福岡市街の東半分が広がり、志賀島、能古島、糸島半島、壱岐島まで見えている。相島の向こう水平線と空との境目に島影らしきものが見える、方角からすれば対馬なのだけれど定かではない。今日は珍しく空気が澄んでいる。昨日来の強風と雪の思わぬプレゼントだ。
珈琲と湯葉のチーズケーキ、お抹茶と栗の珈琲炊きと焼き芋を注文。器にも凝っている。メニューを見ると、まだお食事系は充実していないのが残念だ。
お味とお値段のバランスは充分取れている。ホテルのラウンジと比べると充分にリーズナブルでもある。それにもましてこの景観が和ませてくれる。また一軒お気に入りに登録だ。
住所: 福岡県粕屋郡篠栗町若杉20-1
電話 : 092-948-6565
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