Fスタビリンクを作ってみよう

コトの起こりは４－５か月前の車高調導入後あたりからでした。
舵を切った状態での制動時、右前輪からコキッという異音がでてきました。

人に乗ってもらい、車外でその音を聞くと歩行者が
振り向きそうなかなり大きい音でした。

スタビリンクの状態を確認。
SVXの純正Fスタビリンクは両端ともピロボール仕様。
他の多くのスバル車とは異なり、
ロアアームでなくストラット本体に結ばれており、
車高調もそれを再現しています。

ぱっと見はそんなに変わってないのですが・・

はずしてみるとこんな状態。
曲がる・ゆがむ・きたない（笑）
3つ目はともかく、前2つはひどすぎます。
ピロボールもなんとなく動きが渋い。
10年10万km超の結果です。

新品交換と思いましたが、
なんとなく華奢な感じの純正品。
とはいえ希少車ゆえに社外対応品はナシ。
それならばと自作することに。

ネットでいろいろ調べ、最終的仕様は手に入れやすさと
かんたんさから以下に。

材料は左右分で
・ロッドエンドM10×4
・スタッドボルト200mm×2
・六角穴つきM10ボルト60mm×4
・M10ナット×12
・スプリングワッシャ10φ×4

これに車体側に固定するナットとワッシャが要りました。

ロッドエンドとスタッドボルトが通販で5,000円程度。
あとは近所のホームセンターでバラ売りのを買いました。

わたしの車高調はスタビリンク取り付け部が単独で高さ調整できるため、左右のスタビリンクをより正確にあわせるには
本来１G状態（リフトダウン時）で行わないといけません。

しかし車高を下げている私のSVXでは作業はおろかスタビリンクの
目視すらできません。

そこでホイールのみをとりつけ、タイヤの高さ分の木材を敷いた上に
ジャッキダウンする方法をとりました。
こうすることで１G状態でもタイヤのない分手が入る隙間ができ、
各部の高さ・長さ調整ができました。

しかし狭小なため本締めまではさすがにできず、
再度ジャッキアップしてホイールををはずした上で
ハブ本体を別のパンタジャッキで相対的にほぼ同じ高さまで持ち上げて
行いました。

まだ試走段階ですがとりあえず大きな異音はなくなり、
当初の目標は達成できました・・・が、
むきだしのロッドエンドではたして耐久性はいかがなものか。
今後の検証になります。

※この記述内容は覚書です。記述内容を参考とされる場合もすべて各人様の自己責任でお願いします。

むき出しのロッドエンドのせいか、このあと1,2ヶ月で動きがしぶくなったため、再度ゴムカバー付きロッドエンドに交換しました。

こちらは半年経過した現在もスムーズに動いてます。