オートゲージ製空燃比計取り付け
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
キャブセッティングを体感ではなく数値を元に理論的に取りたかったため、空燃比計を取り付けました。
メーターの場所はスピードメーターとタコメーターの間から見えるようにしました。
2
取り付けは両面テープで。
4輪用のメーターなので防水ではありませんが、ビキニカウルを取り付ければある程度は雨も防げるかも。
3
O2センサーはこの位置に取り付けました。
これが大変だった!手持ちの貧弱な工具を駆使してボス用の穴を空けて、ボスをパイプの楕円形状に削り、安く買った中華製の100Vアーク溶接機で溶接しました。
半自動溶接機のほうが絶対楽だと思う!
溶接跡は汚いけど排ガスの漏れは無いのでOKです!
4
削ったボスと穴あけした排気管はこんな感じ。
5
電源はヒューズボックスから分岐し、ハーネスとコントローラーはシート下にまとめて収納しました。フェンダーがとっぱらってあるので砂埃で汚れないようにビニール袋に入れました笑
6
https://www.youtube.com/watch?v=oJFMWo9hu_o
走行中の空燃比の推移を撮影してみました。現状、6000rpmと15000rpm以上で加速がもたつく症状がありますが、スロットル開度にほぼ関係なく上記回転数付近では空燃比が10以下であることがわかりました。理論空燃比の14.7よりもとても濃い状態です。
当初は、抜けのいいマフラーがついてるから規定値より燃料増やしたほうがいいんだろうなって思ってたんです。全般的に濃いセッティングにして調子も良くなったと体感では感じていましたが、数値で見ると真逆の結果に(笑)不思議なもんで良くなってて欲しいと思うあまり錯覚しちゃうんすかね?思い込みって怖いです(´Д` )
そして自分の体感セッティングは全く当てにならない!(笑)
ともあれ空燃比計のおかげで、セッティングの方向性は、理論空燃比の14.7もしくは出力空燃比の12.5付近を目指して、現状よりも薄くすればよいということが分かりました。空燃比計ってすごい便利じゃん!特にバリオスのような年式の立っている車両はセッティング狂ってる車両ばかりだと思うので、古いキャブ車にはおすすめだと思いますよ!
今までセッティングの方向性がわからずにずっとモヤモヤしていましたが、気持ち的にすっきりしました。バリオスA1~A6用の良さそうな燃調キットが売ってたので、届いたらスロットル開度ごとにセッティングを煮詰めたいと思います。
ここまで濃くなっている原因としては、フロート高さを低くして(油面高さが上がり燃調が全域で濃くなる)メインジェットを大きい番手に変えることで(スロットル開度全開で燃調濃くなる)全体的に濃いセッティングにしていたことが考えられます。しかし、サービスマニュアル通りの規定値のセッティング(現状のセッティングよりも薄くなる状態)にしても症状は変わらず、まだまだ濃い状態であることは確認済みです。
他に考えられる原因としては、ジェットニードル(スロットル開度約1/2~1/8に作用)が経年使用で摩耗して燃調が濃い状態になってるかもしれないこと。パイロットスクリュー(アイドル~スロットル開度約1/8に作用)も感度が良くないんで、交換して流路も清掃しないとダメかも。あとは、メインジェット(スロットル開度全開に作用)を標準の#98よりも番手を小さくして燃調を薄くし、出力空燃比に近づければ全域で調子がよくなるはず!!お金はかかりますが、整備スキルも上がるし楽しくなってきました^_^
※追記 季節や標高の変化に対応できるように、空燃比は理論空燃比ピッタリを狙うのではなく13辺りで少し濃いめにセッティングしておくほうがいいみたい。
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