小布施　『 岩松院 』

小布施の雁田山の麓にあるお寺。

福島正則の菩提寺であり、葛飾北斎の作品『八方睨み鳳凰図』が有名です。

21畳敷本堂の天井いっぱいに描かれた極彩色の『八方睨み鳳凰図』は、葛飾北斎88.89歳にかけての大作。

孔雀石、鶏冠石など高価な鉱石をふんだんに使った絵の具で描かれた鳳凰図は、160余年の年月がたったとは思えないほど鮮やかで、一見の価値ありです。

また本堂裏手には蛙合戦の池があり、桜の咲くころには約100匹のヒキガエルがメスを奪い合って、押し合いへし合いの合戦が繰り広げられるそうです。

池の畔には1816年(文化13)、この寺を訪れた小林一茶がこの蛙合戦を見て詠んだ、「やせ蛙まけるな一茶これにあり」の句碑があります。
住所: 長野県上高井郡小布施町雁田
電話 : 026-247-5504