仕事をしたくはないのに、
仕事が増えていく。
いわゆる貧乏暇なしか?
そんな折、
関西にいる娘からのメール。
「カバンの取っ手が取れた。直せる?」
出来るかと聞かれて出来ないと答えるわけにはいかない父は、
スピーディーステッチャーを取り出して威厳を持ってこう言う。
「送ってよこしなさい。直しましょう」
(それにしても、仕事はお金といっしょで、さみしがり屋なのであろう。仕事がある人の所に集まってくる、、、、、、さばく能力とは無関係に(T ^ T))
さて、送られてきたカバンは、取っ手が根元で糸切れした状態ですので、
①内張をはがす。
②取っ手を元の位置に仮止めする。(できれば元の縫いアナに4隅に仮糸を通す)
③ボンドで貼って、仮糸を絞り上げる。
④ステッチャーで縫う。
⑤内張を縫う。
以上3時間くらいの行程です。
まずは、元の糸に似た色の糸を革細工屋で見繕ってもらいます。
少し色が違うけど、こういうものは、本人が気になるくらいで周りは意識もしないことを私は知っている、、、、、、
で、いきなりの行程④
今回は、皮の厚さは大したことはないのですが、縫い付けてあった元穴が小さいので、
ミシン針をステッチャーに装着します。
糸の太さ的には針の穴ギリギリですので、穴が開いていないところを通すときは、針折れに注意しなければなりません。
さあ、単純作業の開始です。
針を出して、下糸を通して、針を抜いて、締める。針を出して、、、、
ミシンが手動なので、私がマシンになる必要があります。
ただ静かに糸を通し続けます。
⑤内張を元に戻して、
完成です。
来週末は、娘に会うので、威厳を持って出来上がったカバンを渡しながら言ってやります。
「父ちゃんを、褒めてくれ、」
Posted at 2018/06/10 16:35:16 | |
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