左前ドア パワーウィンドウモーター交換

昨年 2 月に購入してからこちら，実は左前窓が開かないままで乗っていました。
どうにかしようと思いつつも，病気したり転職したり病気したりで，なんとなく修理にも出せずに，そのままにしていたのですが，重い腰を上げて修理することにしました。
買ったところが負担してくれるということだったのですけども，ヤナセで部品を聞いたら 7.4 万円と言われて面食らったので，さすがになあと
思って，英国から取り寄せました。中古ですけど。
モータ + レギュレータあわせた中古品で，だいたい送料込みで 1.5 万円くらい。

まずはドアの内装を外すわけですが，これがどういう構造なのかわからず苦労しました。
電子マニュアルには「取っ手を外せ」と気軽に書いてあるのですが，割れそうで怖いので恐る恐る外しました。
結局，両端の上側と中央下側にツメが噛んでいたので，ここをねじるようにひねりました（謎表現。

ドアの取っ手が外れると，取っ手の奥にトルクス（スターの 30）が 2 本あるので，これを外すわけですが微妙に狭かったり奥だったりして苦労しました。
それを外したら，奥に部品が動いていて，これも外さないといけないのかな，なんて思うわけですが…。
実は取っ手自体は内装と一体化しているので，この時点で，内装まるごとをドアから外します。ぷちぷちっとプラスチックのピンを抜きます。
いつものことですが，このピンが劣化して折れそうで怖いです。

ドアの開口部にはりついているブチルゴムをそっと，モーターの部分がみえる程度にはがします。
するとまたトルクス（スターの 25）が見えてきてげんなりしますが，これさえ外れればモーターがごすっと取れます。
ええ，ごすっと音がしました。変な噛み方していたんでしょうね…。

正常品（と思われる英国のやつ）を交換して，あとは元通りに逆順で組んでいけば完成です。
ネジの数は少ないですし，夏場ならブチルゴムも処理しやすいのでラクかもしれません。何より，内装留めピンも柔らかいので破損しにくいです。
あと，ドアの内装を完全に片付けてしまう前に，一応窓が動くか確認しました。また戻すのめんどくさいですからね。

ついでなので，撤去したお亡くなりモータを簡単にバラしてみました。
ギア部分も渋いのですが，モータの軸がなんだかいやな引きずりをしています。モータとして軸がブレている。
原因はよくわかりませんが，前所有者が使いすぎたということにして勝手に納得しておきます。

おまけ。
きちんと確認しないまま内装を片付けるとこうなります。ロックがドアの中…。
この時点でもう帰り支度完璧でしたが，このあと泣きながら工具を出して内装をやり直しました。

ウチのコには「anti-pinch」という，「手を挟んだと思ったら勝手に下がる機能」があるのですが，モータを換えたら再学習が必要です。
再学習しないままだと，ボタンを押しっぱなしにしないと窓が上がりません。AUTO 機能が使えないわけです。
学習方法は簡単で，窓を下げて下がりきってもボタンを 1 秒以上押し続ける，窓を上げて上げきってもボタンを 1 秒以上押し続ける，というのを 1.5 か 2 往復くらいするというものでした。
学習したら「ぴっ」と鳴ります。