・2022年3月時点の事として書きます。BEV(充電設備含む)は日々進化していますので来年以降は別の言い方になると思います。
・現時点(2022年3月)で、内燃機関車よりBEVが優れているとは思っていません。それは車両自体の事ではなく、とにかく充電インフラの整備が間に合っていないという事です。検索すると充電設備はたくさん出てきますがそのほとんどは出力が低い充電機(50kw以下)で、これでは充電時間が掛かります。高出力(90kw)の充電器も出てきていますが、まだまだ少ないので充電待ち(充電渋滞)が発生したりしています。急速充電器(30~50kw)は高速道路のSA・PAや道の駅などにも設置されていますが2台/箇所程度と少なく、特に連休に遠出する時に利用しようとすると充電待ちになったりしています。このように充電の心配をしなくていけなくて面倒だと思う方や後述する<BEVが合わない方>に該当する方は、現時点では内燃機関車に乗る事をお勧めします。
・M3はそれなりの高額車ですが、決して高級車ではありません笑。現状バッテリーとマネジメントシステムが高額であってインテリアやエクステリアの造りなどは同額帯の欧州車、日本車と比較しても劣ると思います。ボディーのチリが合っていないとか、どこからか異音がするとか、テールレンズに水が入るとか、いろいろなトラブルを耳にします。テスラを検討されている方は覚悟が必要です笑。
・BEVが合う方と合わない方がおられると思います。ドライバーの性格や運転の仕方、使用する環境、方法によってBEVの適性が変わると思います。また内燃機関車はアクセルワークや走行スピードでそれ程大きく燃費に差がでないと思いますがBEVは電費がとても大きく変わります。以下、私見ですが・・・。
【BEVが合う方】
・先ずは自宅充電(200V)が出来る事が一番です。スマホと同じく帰ったら充電できる環境です。または急速充電器(CHAdeMO)やテスラ車専用ですがスーパーチャージャー(以下、SC)が近く(5km圏内とか)にある方です。次にガジェット好きな方でしょうか笑。おまけでドライブプランを立てるのが好きな方は良いかと思います。理由は、バッテリー残量を計算し、経由する充電ステーションを選択するといった具合です。
【BEVが合わない方】
・合う方の反対ですが発進時にアクセルをベタ踏みする方やアクセルON・OFFが激しいメリハリのある走りをする方、電費なんか気にしていられないといった方は要注意です。結果、電費が悪くなり、モニターに標示されている距離が走れないという事になりストレスが溜って手放すと事になるかも知れません。