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2012年07月15日 イイね!

臨場

臨場

 劇場版を観に行きました。
 そもそも、終身検視官という設定があり得ないと思いつつ、組織の中で一匹狼として生きる美学に憧れます。
 さらにネタバレになるので言いませんが、ちょっとあり得ないという想いを抱くところがあったにせよ、正直わざわざ映画館に行った甲斐がありました。
 練りに練ったという感のあるストーリーは、原作はもちろん、2時間モノでも実現は不可能であると思いました。劇場版と銘打ち、それを具現化するため、過剰な演出をしたがために、逆にドラマの本質を見失い、がっかりする作品が多かったのも事実で、これは、褒め過ぎかもしれませんが、実にバランスの取れた作品だと思いました。

 ちなみに、来月は「るろうに剣心」か「天地明察」を観に行く予定です。

 オススメ度・・・4.5
Posted at 2012/07/15 22:09:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ
2012年06月16日 イイね!

血涙

血涙

「血涙」(上)、(下)
北方 謙三 著
PHP文庫

 中国、宋の時代の物語です。
 味方の裏切りにより、主楊業、そしてその息子の多くを失った楊家軍ですが、数年後、生き残った六郎を中心に、軍の再編が計られます。
 一方、北の隣国遼は、更なる増兵を行い、宋との戦いに備えます・・・。

 前作(楊家将)以上に登場人物の個性が際立っていて、彼らの熱き戦いは、どちらかといえばハードボイルド的で、史実そっちのけで読みふけってしまいました。
 さらに、生き残った兄弟達の悲しい運命も物語に重厚感を出していたと思います。
 前作同様、直球勝負(パターンが似ている)なだけに、こちらを先に読んだ方が、もっと衝撃的を受けたかもしれません(そうすると前作がチープに感じると思うけど・・・)。
 そんな思いを込めての評価です。

 オススメ度・・・4.0
Posted at 2012/06/16 07:54:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 日記
2012年06月09日 イイね!

ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム

「ジョーカー・ゲーム」
柳 広司 著
角川文庫

 第二次世界大戦前、結城中佐の元組織されたスパイ養成機関(通称D機関)は、任務遂行を一義とし、また既存の枠に捕らわれない訓練が為され、国内外で様々な諜報活動を行います・・・。

 スパイミステリーです。
 といっても、表題作他4編を収めた短編集です。
 そこは侮る事なかれ、それぞれに深みのある物語でした。また、全編を通じて、D機関の特異性やスパイに求められる資質が散りばめられ、さらに自らもスパイだった結城中佐が登場するタイミングも絶妙で、いいアクセントになっていました。
 新しいジャンルを構築したと言っても過言ではないと思います。

 オススメ度・・・4.5
Posted at 2012/06/09 08:26:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 趣味
2012年06月03日 イイね!

夏姫春秋

夏姫春秋

「夏姫春秋」(上)、(下)
宮城谷 昌光 著
講談社文庫

 中国の春秋時代(紀元前600年ごろ)、鄭(てい)の国の公室に生まれた夏姫(かき)は、その美しさの余り、兄、そして家臣とも通じてしまいます。
 そんな艶聞を憂いた父により、幼くして他国へ嫁ぐこととなった夏姫ですが、幸せは長くは続きませんでした・・・。

 「傾国の美女」と言われ、流転の半生を送った夏姫。
 これには、楚と晋という2大勢力の攻防、そしてこのどちらかに従わざるを得ない小国の苦悩という歴史の奔流が背景にあります。
 以前読んだ「子産」と同じく叙述的で、主人公(夏姫)の登場も少ないのですが、読み終わる頃には、この著者の意図がしっかり伝わり納得しました。

 オススメ度・・・4.0
Posted at 2012/06/03 21:47:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 日記
2012年05月26日 イイね!

13階段

13階段

「13階段」
高野 和明 著
講談社文庫

 本屋大賞で2位となった「ジェノサイド」を読みたいところですが、2千円もするハードカバーはちょっと手が出ません。
 そんな感じで、デビュー作にして、江戸川乱歩賞を受賞した本作(文庫)を購入した次第です。

 ベテラン刑務官の南郷は、死刑囚樹原に冤罪の可能性を疑い、仮釈放となった三上を誘い、事件の洗い出しを始めます。
 死刑執行が近づくなか、手掛かりは、事件前後の記憶を失った樹原が取り戻した「階段を昇っていた」という僅かな記憶です・・・。

 冤罪と死刑制度を背景としたミステリーです。
 少し前も似たような話を読みましたが(「雪冤」)、前者が受動的であるとすれば、後者(本作)は能動的であると思います。
 選考委員でもある宮部みゆきさんの解説にあるとおり、物語は理路整然と流れ、とても新人とは思えないとのコメントにも素直に納得しました。また、帯にあるとおり一気読みしてしまいしました。
 ミステリーとしてのデキも良かったのではないでしょうか・・・(半分ちょっとで犯人が判ってしまいましたけど(*_*))
 刑の執行がリアルに描かれていて、「雪冤」とニコイチ出来れば、最高の作品になるだろうと勝手な想像をしてしまいました。

 オススメ度・・・4.0
Posted at 2012/05/26 15:19:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 趣味

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20歳で免許取得後、クルマを乗り継ぐこと十数台。行きつくところまで来たという感じです。最後は決まっていますが、これは老後の楽しみに取っておきます。とりあえず、少...
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