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2020年01月17日

GT40 ルマン ヒストリー

GT40 ルマン ヒストリー 「フォード VS フェラーリ」の映画に影響されて GT40 の歴史をたどってみました。

1957 年 米国自動車工業会でメーカーが直接モータースポーツに関与しないという協定を結ぶ

1962 年 アイアコッカの働きかけでフォードはモータースポーツ活動をはじめるこを発表 スポーツカーのコンセプトモデル マスタングⅠを US F1GPの場で発表

1963 年 経営不振に陥っていたフェラーリがフォードの支援を目的に交渉したが結果は決裂、英国人のロイ・ランをリーダーとしてルマン用のマシン開発を決定

1964 年 英国でのマシン開発拠点(Ford Advanced Vehicles)を開設、ローラカーズと組んで開発開始
〇 エンジンは量産車の鋳鉄ブロックをアルミに変更しドライサンプ化、キャブレターはウェバー トランスミッションはコロッティ4速
〇 サスペンションはアームストロングダンパーを使ったダブルウィッシュボーン、ブレーキは鋳鉄ソリッドディスクにガーリングのアルミキャリパー
〇 ホイールは15インチのワイヤーホイール そして車体は鋼板モノコックでFRPのカウルを装着

5月に開催されたマニュファクチャラーズ・チャンピオンシップ Rd.3 ニュルブルクリンク1000kmでデビュー14周(300km)でリタイヤ、溶接の強度不足によりサスマウント破損
6月のルマンに3台が参加、燃料配管破損とギアボックス不調(2台)で12時間で全滅したが最速ラップと302km/hの2番目のスピードを記録した
7月のランス12hrで鋳鉄ブロック ウエットサンプの4.7L 380bhp/6500rpmに変更

1965 年 4.7L 380bhpのエンジンに替えてNASCARで実績のあった7.0L 485bhp/6200rpmを搭載 キャロル・シェルビーのチームでの新体制でレース参戦
4.7Lのマシンは66年からのスポーツカーというカテゴリー(年間50台以上の生産が義務化)に対応しFAVで生産しGT40の名前で市販されレースに参加
2月に開催されたシーズン初戦のデイトナ2000kmで初優勝達成 (4.7Lエンジン)メタリックブルーに2本の白いラインのシェルビーカラー
5月のタルガ・フローリオにFAVのテストマシンで参加(ロードスターボディとZFの5速ミッション)
ルマンの前哨戦となる5月のニュルブルクリンク1000kmに4.7Lエンジンと5.3LエンジンにZFミッションを搭載し参加したが完走は1台(8位)
6月のルマンには7.0L(MkⅡ、内製4速ミッション)5.3L(ZF5速)4.7L(ZF5速)の各2台の6台で参戦したが7時間で全滅

1966 年 オイルタンクをリアからフロントにA/Tミッションを用意、フロントに加えリアブレーキもベンチレーティッド化
2月のデイトナ24hrに4台のMkⅡと1台のMkⅡA/T、4台の4.7Lが参加しMkⅡが1,2,3,5位を占める
4月のセブリング12hrに1台のMkⅡとMkⅣ(X-1、アルミモノコックのロードスターボディ)が参戦しMkⅣが優勝
X-1のアルミモノコックはグループ7用(Can-Am レースは66年に始まった)に開発されたものでルマンにも参加予定がされていたがレース後の疲労が激しく廃棄された

6月のルマンには8台のMkⅡと5台のGT40 が参加しMkⅡが1~3位を独占(1位はブルース・マクラーレンとクリス・エイモンのニュージーランドコンビ、2位トップを走っていたケン・マイルズとデニス・ハルム

1967 年 MkⅣの進化版でアルミハニカムでモノコックを製作し130kg以上の軽量化とレギュレーション変更に合わせてボディデザインを変更し空力を改善(Jカーと呼ばれた)
FAVが解散され64年からFAVでマネージャーを務めていたジョン・ワイヤーが新会社(J.W. Automotive Engineering)を設立しGT40の生産をフォードから受託(旧FAV工場)
J.W. Automotive はガルフのバックアップを得てGT40をベースにプロトタイプ(ミラージュM1)を製作、5月のスパ1000kmで優勝

6月のルマンには4台のMkⅣ(J5,J6,J7,J8)と2台のMkⅡで参戦しダン・ガーニーとA.J.フォイトの米人コンビ(J5)で優勝(J6が4位で他はリタイヤ)
J.W. Automotive は2台のミラージュM1と1台のGT40で参加したが全滅

1968 年 マニュファクチャラーズチャンピオンシップがスポーツカーは5L以下5Lとプロトタイプ3L以下となった為、JWチームはGT40 で参加
ルマンではGT40が2位以下に5周の差をつけ優勝(2位ポルシェ907-2.2L、3位ポルシェ908-3L)

1969 年 JWチームはGT40でルマンを連勝を達成

1970 年 ポルシェ917とフェラーリ512Sがスポーツカーの5Lで参戦、ルマンからGT40が消えていった (JWチームも車両をポルシェ917に替えて参加)

*内容は SPORTSCAR PROFILE SERIES #2 FORD をメインに種々のwebサイトを参照させて頂きました
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Posted at 2020/01/17 12:06:47

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この記事へのコメント

2020年1月17日 14:35
はじめまして
当方のMK1は一体どこに出ていたのか?
といつも思うのであります。(笑)
2020年1月22日 7:39
素晴らしいブログです。
最初はアルミブロックなのは知らなかった
マーク1は64年から69年までずっと出てたはず
当時Jカーのクリアプラモデル作りました。
Jカーは66年の予選で最速だったがテスト事故で参戦中止、67年のマーク4に生まれ変わる
GT40は風洞で開発された世界最初のレーシングカーです。

プロフィール

「突然のお誘いで昼食と午後のお茶 http://cvw.jp/b/2074553/47651058/
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