これを自動車と呼んでしまっていいのか分かりませんが、英国のブラッドハウンド・プロジェクトは、超高速自動車の最新モデルとなるランドスピードレーサー「ブラッドハウンドSSC」を発表しました。 ブガッティ・ヴェイロンなどの市販車とは異なり、戦闘機やロケット技術などを投入し、陸上での速度世界記録を目指すというこの「ブラッドハウンドSSC」は、計算上は最高速度1609キロ以上に達するものと考えられており、現在の世界記録であるジェットエンジン搭載のスラストSSCの記録1227km/hの更新を目指しているようです。(Ideaより)戦闘機のエンジンにロケットエンジン、ジャガーFタイプのエンジンまで搭載。(画像:プレスイメージより)これクルマなの?というデザインや性能で世界記録を目指す超音速自動車については、ディスカバリーチャンネルなどで紹介されているのを見た事もある方も多いかもしれませんが、今回発表された「ブラッドハウンドSSC」は、全長13.5メートルの車体に、欧州で開発された戦闘機「ユーロファイター・タイフーン」に搭載されていたロールスロイス製のEJ200ジェットエンジンや、Nammoハイブリッドロケットエンジン、ジャガーFタイプRのエンジンなどを採用した車両となっており、このモデルで1997年に英国人の軍人アンディ・グリーン氏が記録した自動車の速度記録1227km/hを更新する事を目指しているとのこと。 (Ideaより) ジャガーやロールスロイスなど多数の企業や大学の協力で完成。(画像:プレスイメージより)ちなみにこの「ブラッドハウンドSSC」は、8年の歳月と、ロールスロイス、ジャガー、カストロール、ロレックスなど350社以上の企業や大学の研究や協賛により開発されたとの事で、今回のプロジェクトで得られたデータなどは科学、工学、数学などの研究にも使用されるようです。市販車レベルでの速度記録とは異なりますが、トータルの最高出力は133151馬力(HP)今後スラストSSCの記録を更新出来るのか、そしてどこまで速く走ることが出来るのかに注目です。【 爺通信 】